こんにちは、神門です。
ヒーローものというのは昔から数多く作られています。
今でも作られているのは、それだけ読み手の心を打つからだと思います。
自分もこんなヒーローになりたいという思いを登場人物に投影するのです。
そんなヒーローものに、また新たなヒーロー、というかヒロインが登場しました。
ということで「SHY」の1巻の感想です。
作品情報
作品名 | SHY |
著者 | 実樹ぶきみ |
出版社 | 秋田書店 |
紹介対象の巻 | 1巻 |
ジャンル | シャイなヒロインの成長物語なヒーローもの |
作品の感想
ヒロインの名前はシャイ。
まさに文字通り、恥ずかしがり屋で人の視線が死ぬほど苦手なヒーローです。
世界には各国に一人ヒーローがいて、ヒーローの活躍によって平和が保たれています。
そして我らが日本のヒーローこそが、シャイなのです。
ヒーローだから当然、人の前で活躍をする。
というか、ヒーローが動くということは即ち目立つし、衆目を集めることになります。
ということは、絶対に目立ってしまいます。
なのに肝心のヒーローは極度のシャイ!
吐きそうになるほどの恥ずかしがり屋!
「SHY」 1巻 実樹ぶきみ/秋田書店より 引用
ここで、シャイなヒーローが恥ずかしながらどうやって活躍していくのかが描かれるコメディ要素の強いヒーローもの!
と思ったら大違い。
意外にシリアスな物語が展開していきます。
コメディ色もありますが、描かれる内容はシリアス。
「SHY」 1巻 実樹ぶきみ/秋田書店より 引用
シャイで恥ずかしがり屋の女の子が悩みながら、でも自分が活躍しないと人々に危害が・・・・そういう状態に陥りながらも少しずつ成長していく。
オーソドックスな主人公の成長物語でありつつも、シビアに攻め込んでくる敵、謎をもっていそうな各国のヒーロー仲間、などなど、これから先を楽しみにさせてくれる展開です。
主人公を含めた登場する女の子達がみな可愛いですが、変なお色気要素はありません。
あくまでまっとうなヒーローものです。
これは2020年、楽しみな一作です。