日本の子供達にRPGとはなんぞや?
を教えてくれたのが「ドラゴンクエスト」でした。
そう、今回は「ドラクエ」に関することを書き記したいと思います。
前回が「ファミスタ」で今回が「ドラクエ」と、このゲームに関するコラムも序盤ということでメジャーどころをついています。
でも安心してください(?)
マニアックなタイトルも今後、出てくると思います。
ていうか、出します。
んで、まあドラクエ。
特にゲームの内容を語ることは今さらしません。有名ですし。
じゃあ何を思い出すかっていったら、思い出すのは当時ドラクエを手に入れるためにどんだけ苦労したかってことですよね。
特に、ドラクエⅢ!
今と違って
- ネット予約もない
- ダウンロード販売もない
- そもそもROMカセットで初回に何本まで生産されるのが、それをどの店がどれくらい仕入れるのかも分からない
- 仕入れるとして本当に発売日に仕入れられるのかすらも不確定
全てが不明な中で、発売日に手に入れるために奔走するわけです。
そう、あれは忘れもしない2月10日、ちょうど真冬のクソ寒い頃ですよ。まさに寒さのピーク!
事前に仕入れた情報は、地元のデパートでドラクエⅢが入荷されるという噂。
なんの根拠もないその噂を信じて、深夜に一人でそのデパートに向かう自分!
今考えると、なんで友達と行かなかったのだろうか。途中でトイレにでも行きたくなったらどうするつもりだったのか。
まあ、そんな深夜に友達を誘うのも悪いと思ったのかな。。。
あるいは自分も直前まで、深夜に並ぶか悩んでいたのかもしれない。この辺は記憶が朧げです・・・・
とにかく、ドラクエⅠ、Ⅱで人気を確かなものにしたことで、Ⅲを買うには行列は必至だろうということで向かったデパートですが、到着すると、
誰・も・並・ん・で・い・な・い!
本気で驚いたというか、むしろビビりました。
想定シミュレーションと全く違う!
え、うそ、なんで誰もいないの!? もしかしてガセネタだったとか? これどうしよう、でもこれで帰って寝るのは間抜けだよなと、困惑。
思いのほか、自分が一番気合が入っていたらしい(笑)
まあ、よく見ると他に2,3人ほどいましたが、でもそんなもん。
もしかしたら新宿とかそういうところでは既に行列できていたのかもしれませんが、私の地元はその程度だったのですね。
更に、こんな行列に並ぼうなんて生まれて初めての経験、ロクな用意もせずに行っていて、これから何時間も何をして待てば良いのだろうと思いました。
それでも何時間か待っていると他の人もやってきて、その中には友人、知り合いの顔もあったりします。
で、それで安心するかというとまた別の話で、誰もかれも保有している情報が違うわけです。
- このデパートには、今日は入荷されないらしい
- あっちのデパートで予約権を配るらしい
- いやいや、あそこのおもちゃ屋で入荷するやも?
なんて、誰も確かな情報がない中、どこに並ぶか!?
最新情報を仕入れるのも、足しかないわけです。
でも、移動して情報を仕入れようとすると行列を抜けなくてはならず、そうすると数量に限りがあるから買えないリスクが高くなる。
でも、入荷されるか分からない、あっちの店は確実に入荷するらしい(らしい、という時点で確実でもなんでもないですが)
もー、どうすりゃいいんだ!?
徐々に周囲も明るくなってきます。
そこで次第にわかってきたのは、Aデパートで予約すれば1週間後には確実に手に入るらしい。Bデパートは午後に入荷するっぽいけれど確実かは分からない。
この時点で自分が並んでいたのはAデパート。
チキンな自分はリスク対策を取り、Aデパートで予約をした後、Bデパートまで走って午後購入の整理券をもらう、というものでした。
結果としてBデパートの入荷本数内の整理番号を取得し、どうにか無事に発売日に購入できたというわけです。
ただまあ、深夜、誰一人いないとき最初に並んでいたのはBデパートだったので、初志貫徹して並んでいたら1番で買えたんですけどね!
やー、しかし本当にクソ寒かった!
今みたいにダウンジャケットが世間一般に流布しておらず、子供は風の子なんてことで寒さ対策もロクにしていない状態でしたからね!
それでも無事、その日の午後にはソフトを手に入れてプレイを開始できたのは良い思い出です。
※アイキャッチ画像はリメイクされたスーファミ版ですが、FC版の話です!
きっと皆さんもそれぞれ、入手するための苦労話や思い出があると思います。
今は失った(かもしれない)、かつての情熱を思い出してみてはいかがでしょう。
あの頃だからこそあった、熱き心と行動力!
今や、ネットで配達されるのを待つだけの身となった自分と比べてみて(いや、それが悪いことではないし、時代の変化で当然なんですけど)
ちなみに最初のパーティメンバーは、勇者、武闘家、僧侶、遊び人 です。
雑誌なんかでさかんにおススメされていた構成にしないところが自分らしさが出ています。
イシスのあたりは死ぬほど苦労したなー、このパーティだと”じごくのハサミ”がまず倒せないからね!
ちょうどレベル20になる前で転職もできないし、ひたすら逃げまくっていました。
だというのに、ピラミッドで”黄金の爪”を入手するから、エンカウントしまくる。
ドラクエ3の思い出の大部分は、ここに集中しています。
じごくのハサミはまさに地獄!
同じ思いの人も多いことでしょう!
後にも先にも、ゲーム購入のためにあれだけ時間を割いて並んだのはドラクエ3だけでした。
近年もゲーム発売日に並んで買う、なんてこともありますが、どちらかというとイベントのノリというのが強い気がします。
(人気がある場合は抽選とかになりますしね)
当時は本当に転売目的の人も(おそらく)無く、どうすれば手に入れることが出来るか、ネットもない中で本気度が強かったと思います。
楽しくも、辛い記憶ですね(苦笑)
ちなみに『ドラクエ4』の時は、大型デパートに大勢の人が並んでいたのですが、そのデパートの目の前に個人商店みたいな小っちゃいおもちゃ屋があって、私はそこに並んでいました(多分、並んでいたのは20人くらい)
そしたらそのおもちゃ屋に10本前後くらい入荷して、早めに並んでいたので入手できたという。
大勢が並んでいるのを横目に、気分良く帰宅したのを覚えています(笑)
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