みなさんこんにちは、神門です。
アニメ制作も快調らしい、「スキップとローファー」の7巻です!
作品情報
作品名 | スキップとローファー |
著者 | 高松美咲 |
出版社 | 講談社 |
紹介対象の巻 | 8巻 |
ジャンル | 青春グラフィティ? |
作品の感想
この巻より、2年生編に突入です!
学年になって何があるかというと・・・そう、クラス替え!
こういう進級していく作品だと、クラス替えが行われないパターン、クラス替えしてもメインキャラは集まるパターンありますが。。
本作は、一年生の時に仲良くなった仲間たちと綺麗に別のクラスに分かれてしまうパターン!
そうですね、現実では仲良しグループがみんな同じクラスになる、なんてことありませんから。
美津未が同じクラスになったのは誠だけで、結月やミカ、志摩くんとも別のクラスになってしまいます。
この辺、実にいさぎよい。
結月は一人、大泣きです。
結月だったらどのクラスにいっても仲間外れにされることなんてないよ、と慰める皆ですが。。。
「スキップとローファー」 7巻 高松美咲/講談社より 引用
この辺のことは、また後で分かってきます。
美津未は新たなクラスでまた頑張ろうとしますが、一年生の時のようにうまく周囲となじめない。
なんでだろう・・・と思い悩む美津未に対して誠が衝撃の発言を!?
って、いやそうだよね、一年生の最初が強烈すぎたよねー、と。
美津未はめげることなく、新たなクラスで新たなクラスメイトに突撃していきます。
「スキップとローファー」 7巻 高松美咲/講談社より 引用
さてさて、一方で今巻の主役の一人でもある結月。
誰から見ても美少女で、男子からも人気を誇りますが、誰よりもクラス替えしたくないと願っていた一人。
そして実際にクラス替えで一人別のクラスになると、涙を流して悲しむくらいでした。
他の皆は、結月だったらハブられることはない、どこかのグループに入ることが出来るから大丈夫という。
それはそうなのかもしれないけれど、グループに所属できるのと、自分の入りたいグループの輪に入るのは別のこと。
これまでの巻でも少し描かれていましたが、結月は中学時代まで決して友人関係が良かったわけではありません。
むしろ、それまでの友人関係をリセットして、新たな友人関係を構築したくて高校受験をしました。
実際に得られた、美津未や誠、ミカといった友人関係は、結月にとってはとても心地の良いものでした。
結月はその優れた容姿、帰国子女という立場で家も裕福、黙っていてもスクールカースト上位に属します。
だけど、それが幸せだというわけではない。
僻みや妬み、男子から人気があればあるほど、同性の女子からの目は色々と厳しいものもあります。
だから、周囲にあわせようと、波風立てないようにしようとしてきたけれど、それはそれでまた裏目に出て。
結月は、普通に女子の友達と他愛無いお喋りをしたり、美味しいものを食べにいったり、女子会して騒いだり、そういうことをしたかった。
でも、必ず男子がらみのことで女子の友人との間はこじれてきた。
周囲に多くの人がいたのかもしれないけれど、それまでの結月は物凄く孤独だったのだということが分かります。
そんな結月と高校で仲良くなったのは、最初は相いれないと思っていた誠。
誠もまた、初めは結月のことを色眼鏡でみていましたが、今では当たり前の友人として付き合っている。
落ち込んでいる時に、何を置いても会いに来てくれる結月と友達になれて良かったという誠。
誠もまた今回、結月に一歩さらに踏み込んでいく。
人と深く付き合うのは怖い事でもあり、誠のような子なら尚更だと思うけれど、それより大切なことがある。
結月と誠の関係を描いた1シーンは、読んでいる方も泣きそうになりました。
「スキップとローファー」 7巻 高松美咲/講談社より 引用
ということで結月のことが印象に強く残る7巻ですが、最後の最後にぶちこんできました。
え、ここでそう来る!?
と。
多くの方も思ったのではないでしょうか。
はたしてこの後、どういう展開になるのか。
波乱必死!
新たなクラスの新キャラの動きも気になりますし、2年生になって、今までの安定から再び波乱へ!
続きが楽しみです!