みなさんこんにちは、神門です。
2024年7月から2クール連続でアニメ放映!
アニメの出来も良い感じな『2.5次元の誘惑』20巻の感想です!
さてさて。
これまで、漫研に絡んで来た仲間たちの想いをすくいあげてコスプレを通じて背中を押したりして。
四天王と呼ばれる753、夜姫、淡雪エリカ達の心に影響を与え。
主だったところは全員エピソードも描いたよね・・・
と思ったらそうじゃない、四天王の最後の一人、まゆらの心をまだ救っていないではないですか!
まゆりについては作品初期から登場して、まゆり自身がリリサを助けたりもしたし、まゆりの過去についても描かれていたりはしていました。
コスプレイヤーとしては引退していたし、もう深掘り対象ではない、そんな風に思い込んでいた可能性はあります。
でも1巻からエピソードを拾い上げていくと、まゆりのエピソードってないんですよね。
「2.5次元の誘惑」 20巻 橋本悠/集英社 より引用
この作品は熱血スポ根モノで、キャラクター一人一人に熱いエピソードが用意されています。
全員に見所があり、私もマンガフルさんにそんな燃えるエピソード記事を寄稿もしました。
『2.5次元の誘惑』の心が燃え上がるキャラ毎の名場面9選!友情・努力・勝利のジャンプらしさが凝縮された熱いシーンをご紹介
だけどその時に改めて、まゆりに関するエピソードがないことに気が付いたのですね。
19巻から始まったまゆりエピソードのメインが描かれる20巻は、やっぱり熱いです!
地味で引っ込み思案だった学生時代、思い切ってコスプレをして、その楽しさに目覚めたまゆり。
エリという友人も得て、そこから輪も広がり、楽しいコスプレ活動を大学生まで続けていましたが、就職という岐路について選んだのはコスプレを捨てて教職を選ぶということ。
社会人になってもコスプレを続けても問題ないと思うものの、まゆりがするコスプレは主にエロいやつ。
聖職でもある教師となるに従い、万が一のことを考えてコスプレを封印したのはある意味で当然の決断でもあります。
だけど当然、大好きなコスプレを辞めて平気でいられるかと言えばそういうわけもなく、ずっと気持ちも隠して封じていたわけですね。
そんなまゆりは嫌だ。
最終的にまゆりがどういう判断をするかはともかく、こんな中途半端な状態で終わらせられないと立ち上がったエリ。
そしてエリの気持ちに応えたいリリサ。
まゆり、いや、まゆら復活の場は夏コミという大舞台でこそ。
そこではリリサだけではなく、リリサ以上にずっと前からまゆらが再び立ち上がることを望んでいた強敵(と書いて友と呼ぶ)が待っていた・・・!!
まゆりのために、753、夜姫、淡雪エリカの三人が!
ってのがやっぱ熱い展開ですね。
四天王復活!!
しかも併せで、って。
「2.5次元の誘惑」 20巻 橋本悠/集英社 より引用
まゆらが復活してハッピーエンド!
とはいきません。
コスプレイヤー、四天王のまゆらの復活を陰からひっそりと見守る人影。
そう、エリです。
まゆら復活をリリサに依頼したのはエリで、他の誰よりもまゆりのことを知る友人ではあるけれど、コスプレイヤーの四天王まゆらの隣には立つことができない。
だけど、四天王まゆらを作り出した、その物語を始めた一人であることは確か。
まゆりに恋心を抱き、誰よりもまゆりのことを考えてきたエリ。
そんなエリとまゆりの物語の終着点は??
「2.5次元の誘惑」 20巻 橋本悠/集英社 より引用
エリとまゆりのロスタイム。
いや、ここも見逃せないのですが、それは21巻かー!!
ジャンプ+で読んではいるのですが、うーん、コミックスで纏めて早く読みたい!
アニメも人気出ればさらに三期、四期と続けられるストックもありますし、まり姉や翼貴、夜姫にエリカもアニメで見たいですしね。
是非是非、そうなってほしいものです!