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【ブックレビュー】孤狼の血(著:柚月裕子)

更新日:

【作品情報】
 作品名:孤狼の血
 著者:柚月裕子
 ページ数:416
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ダークヒーローの魅力度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : ハードボイルドものが好き

■作品について

昭和六十三年、広島。
日岡は所轄署の捜査二課に配属され、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社社員が失踪した事件の捜査を担当することになった。
強引に違法行為を繰り返す大上のやり方に戸惑いながらも、日岡は仁義なき極道の男たちに挑んでいく。
やがて失踪事件をきっかけに暴力団同士の抗争が勃発すると、大上はその衝突を食い止めるために動き出す。

■良かった点

ということで。
実は今まで手を出していなかった初・柚月裕子です。
いや、特に理由はないのですけれど。
検事シリーズではなく、こちらを先に手にしたのも特に大きな理由はありません。

主人公は、広島の呉原東署の捜査二課に配属された若手の日岡。
上司についたのは、ヤクザとの癒着を噂される型破りの刑事・大上。
警察という組織は縦割りで上野命令は絶対、正義感の強い日岡にしてみれば大上のやり方は目を見張るものばかりだが、表立って立てつけるはずもなく、大上の下で複雑な思いを抱えながらも捜査についていく。
大上は確かに悪徳刑事かもしれないが、それでも自身の中に一つの筋を通しており、的にするのはヤクザ者だけ。
裏世界においても、表世界の関係者にも一目置かれているし、慕われていたりもする。
その様を目の前で見て、日岡は何を思うのか。

物語全体を覆い尽くしている世界観とでもいうべきもの。
まるで男性作家が描くような警察や暴力団のやり取り。
正義感だけではやっていけない現実。
そういったものが読んでいて受け取れる。

物語も、二つの勢力の力関係、その間で動く大上。
二転三転する展開。
読ませてくれる。

孤狼というからには一匹狼。
その捜査は他の誰にも真似することはできない。

そしてラスト、まさに、孤狼の血。
新たなダークヒーローの誕生に、胸が躍らされる。

 

■ここが改善できるともっとよかったかも?

関係者が多く、最初は誰がどの勢力でどの味方か、というのが掴み辛い。
こればかりは、読んで覚えるしかないか。

 

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