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【ブックレビュー】書評七福神が選ぶ、絶対読み逃せない翻訳ミステリベスト2011-2020

更新日:

【作品情報】
 作品名:書評七福神が選ぶ、絶対読み逃せない翻訳ミステリベスト2011-2020
 著者:杉江松恋,川出正樹,北上次郎,酒井貞道,霜月蒼,千街晶之,吉野仁
 ページ数:336
 ジャンル:エンタメ
 出版社:書肆侃侃房

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 面白そうな作品が見つかる度度 : ★★★★★★★★★☆
 こういう人におススメ! : 面白い翻訳ミステリを探している人

■作品について

翻訳ミステリが好きでたまらない書評家七人によるミステリ好きのための書評本。
2011年から2020年までの10年間、翻訳ミステリ好きの選んだ「今月の一冊」が全てこの中に詰まっている。
この本を読めばミステリがもっと好きになる。
この本を読めば、読みたいと思えるミステリーが必ず見つかる!

■良かった点

ミステリーに限らず、翻訳ものというのはなかなか何を手に取って良いか迷うものだと思います。
多くの人が知っているような作品や作者であれば分かっても、そうでないものの方が圧倒的に多い。
日本の作家であれば幅広くアンテナを張っていても、海外の作家までとなるとなかなかカバーするのは難しい。
そういう人も多いと思う。
だけど、海外の作品にも興味あるし、面白い作品は読んでみたい。
そんな人にはまさにお薦めの一冊。

7人の翻訳ミステリ好きが、その前月に読んだ翻訳ミステリで最も面白かったと思う一冊を紹介する。
それを毎月実施して10年間、選ばれた作品がここに集まっているわけである。
ミステリといってもその幅は非常に広い。
サスペンス、ドラマといったところから、ホラー、SFなど、ミステリ要素を含んでいるものならなんでも。
日本だといわゆる「新本格」がブームになったりとかもあったけれど、海外はそういうのはないのかな。
謎、トリックありきで物語を作っているように見えるものではなく、物語ありき、そんなイメージが。

また地域も非常にバラエティに富んでいる。
アメリカはもちろん、イギリス、フランス、ノルウェーやスウェーデンといったところまで、なかなか自分だけだと手を出さないようなところまで広げて紹介してくれるのはありがたい。

書評を読んでいくと、七人の書評にも作品によってテンションが違ったりするし、文章の量も随分と差があったりして、そういうところから読み取るのもあるし、月によっては同じ作品を3,4人の人が推していたりするので、そこから面白そうなものを探し出すのも良い。
頭から読んでいかなくても、逆に最新の方から探していくのも良いし、適当に開いたページで見てみるのも良い。
どこから読み出しても、いつ読んでも楽しめるのも、こういう本の良いところ。
一度、書評を読んでも、数が多いので忘れたりもするので、しばらくしてから読むと最初に読んだときには気が付かなかったけれど面白そうな作品を見つけたり。
なじみのないタイトルが多いからこそ、そういうことも多々ある。

読んでいくと、自分が読んだ作品も含まれていたりすると嬉しくなる。

「その女アレックス」とか「そしてミランダを殺す」なんかは話題にもなったので分かるけれど、「聖エセルドレダ女学院の殺人」とか、「雪の夜は小さなホテルで謎解きを」なんかもあったのはちょっとびっくり。

でもそういう作品が見つかると、自分好みの作品もありそうと思える。
そうじゃない人は、とりあえず多くの人が選んだ作品を手に取ってみるのがまずは間違いないかも。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

量が多いので大変!

 

 

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