こんにちは、神門です。
前回に引き続き、『女神転生』についてとなります。
今回も含めて、対象はFCで発売された『女神転生』&『女神転生2』となります。
SFC以降の『真・女神転生』シリーズはまた別記事で色々と書きたいと思います。
前回は、『女神転生』というゲーム発売の情報を知り、
- 何故、買いたいと思ったのか
- どういうところに惹かれたのか
といったことを書いたわけですが、今回の記事では、ゲームから知った原作の存在についてです。
ゲーム雑誌で『女神転生』の情報を知って買おうと思ったわけですが、調べてみると、もともと原作の小説があってそれをゲーム化したというわけじゃありませんか。
そこで当然ながら私は原作も読んでみよう、となったわけです。
原作を手にして分かったのは、『女神転生』はあくまでデジタル・デビル・ストーリーの第一作目の表題であって、シリーズ全体のことを言っているわけではないんですよね。
あくまで、”デジタル・デビル”のストーリーなわけです。
でも、ゲームとしては『女神転生』を冠として正解だとは思います。
原作は西谷史先生によって描かれた伝奇SF、北爪宏幸先生の美しいイラストにも目を惹かれます。
- 1作目が デジタル・デビル・ストーリー 女神転生
- 2作目が デジタル・デビル・ストーリー2 魔都の戦士
- 3作目が デジタル・デビル・ストーリー3 転生の終焉
だったかな。
1作目のボスがロキ、2作目がセト、ラストがルシファーでした。
その後、『新デジタル・デビル・ストーリー』 も展開されていますが、一旦ここは置いておいて。
んで、原作を読んで・・・・
エログロやんけ!!
まー、伝奇といえばエログロは避けて通れない(?)ですけどね!!
でもこれ、徳間書店のアニメージュ文庫から出ていたんですよ!
小説版の『天空の城ラピュタ』とか『となりのトトロ』と並んで打っているんですよ!?
いいんですか徳間さんっ!?
更にOVA化もされていて、これもレンタルして観たんですが、やっぱりエログロですね!!
いや、妖艶な女の先生がロキと交わって子供を身篭って、とかさ!
子供になんてものを読ませ(観せ)るんですかっ。
私、多分それまでまともに生きてきて(笑)、本も好きでしたけれど、エログロはこれが初だったかも(笑)
エログロもそうですが、ストーリーもなかなかに当時子供だった自分には衝撃的。
ドラクエとかが、「魔王を倒しにいく勇者の冒険物語」だったりするのに、こちらは全然違う。
主人公の中島朱美はプログラマーとしての天賦の才を持っていて、自ら”悪魔召喚プログラム”を作り出すが、それを使い出すきっかけが
”虐めに対する復讐”
ですから!
世界とか股にかけない!
むしろ退治される方だわ!
主人公の中島朱美が作中で暗く「ヨッド・ヘー・ヴァウ・ヘー」( ⇒ YHVHの読みの一つ)とか呟いている。
正直、コイツ大丈夫か?
と思わなくもありませんが、当時の私にはその呟きの意味も分かりませんでした。
意味も分からないのに真似して発していたりしました。
それもどうなんだというのもありますが、ただ、異様な魅力があったことだけは間違いありません。
少年漫画誌なんかでは味わうことのできない雰囲気が、少年時代の私をきっと虜にしたのだと思います(笑)
いや、ある意味、今の時代に即しているのかもしれませんが、
- 主人公が根暗ないじめられっ子で、自分が作った”悪魔召喚プログラム”によってクラスメイトを生贄に悪魔を召喚して学校を支配!
- 女教師をロキに生贄として捧げて、悪魔の子を身篭らせる!
- 召喚した悪魔によって危機に陥り、悪魔を倒さざるをえなくなるマッチポンプ!
- 最後には悪魔どころか全ての人類を敵に回して惨殺(!)し、ヒロインである弓子だけを助けることを選択する
いやぁ、堪りません!!
エログロというか、物語が、世界がどんよりと暗く退廃的で、最初から他のファンタジー系RPGとは一線を画していて、少年だった私の心を掴んで離しませんでした(苦笑)
中島の人物像系は置いておいて、そんな中でもハンドヘルドコンピュータを操って悪魔を召喚するとか、そのスタイルには憧れました。
そして原作を読んだからこそ、ケルベロスに対する愛着も湧いたわけです。
そう、原作ファンからすればケルベロスは多くの悪魔の中でも特別なんです。
だから、シリーズが変わったとはいえ、ただの敵悪魔として登場されると今でも悲しい気持ちになります。。。
ペルソナから入った方、原作を知らない方も多くいるかと思いますが、コレが『女神転生』、いや、『デジタル・デビル・ストーリー』なんですよ。
だからどうした、ってことかもしれませんが、スタイリッシュとか、仲間との学園生活とか、そういうのは違うのです(まあ、派生分岐した他の作品は既に別シリーズとして確立しているので、とやかくいう必要もないのですが)
古くからのファンは煩いということです(笑)
ゲームをプレイする前からこれだけのことがあるわけで、いざゲームをプレイすると・・・・って、ここまでで十分に長くなりましたので、続きは次回に!
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