みなさんこんにちは、神門です。
今回ご紹介するのは、
『春ゆきてレトロチカ』です!
本作は、実写で作られたミステリーアドベンチャーゲーム。
『428』とか『街』を思い起こさせるものですね。
それらの作品は、その時代のマシンスペックとかそういうのもあるとは思いますが、実写とはいえ一枚絵でした。
しかし本作は違います、全て役者さんが動いてしゃべってと、演技をしています。
まさに、テレビドラマを見ているように。
今の時代、ガチガチの殺人事件、ミステリーのアドベンチャーを作って発売するなんて貴重ですからね、購入しちゃいましたよ!
物語は、主人公のミステリ小説家、河々見はるかを中心に、四十間家に伝わる「不老の果実」にまつわる謎を解いていくもの。
「不老の果実」なんて出てきた時点で、現実味が薄れていく?
まあ、その辺は物語設定ですし、大正時代にさかのぼっての物語が展開されていくので、そういう伝承が伝わってきた家系と考えればよいでしょう。
で、まあ、ざっくり感想を言ってしまうと・・・
肝心のミステリー、推理部分については、かなりロジックはがばがばという感じです。
推理を進めていく中で幾つか仮説を立て、それをもとに犯人の行動やトリック、そういったものを解明していくのですが。。。
- え、おい、本当にその説明で犯行を認めちゃうの!?
- もっといくらでも反論できるでしょう?
- いくらでもしらを切れるでしょう?
というのが結構ありますよ・・・
百歩譲って、大正とか昭和の時代であれば、今のように科学技術も進んでいないし、多少強引な説明でも押し切れるかもしれませんが。。
いやまあ、警察とかきてきちんと捜査すれば、色々と裏付けもとれるのでしょうが、どこの誰とも知らない素人探偵の言うことをそこまで信じますか!?
そして、おそらく色々と考え決断して犯した殺人を、そんなに簡単に認めますか!?
って、まあ、そんなこといったら推理物は結構、そういうところ多いですが(コ〇ンとかも?)
あと、システムが分かりづらいかなー。
これ、どうやって進めるの?
みたいなこともありました。
そして、そのUIも微妙に使いづらいというか。
と、なんか文句ばかり言っているようですが、物語自体は結構楽しめました。
一つには、やっぱり役者さんの演技というのは大きいかもしれませんね。
複数の時代に跨り、それぞれの時代で同じ役者さんが異なる役柄を演じているのですが、プロの役者さんですからね。
お薦めかどうか問われると、なかなか難しいところ。
推理の部分は、本格推理を求めている人にとっては、あまり納得のいかないものかもしれない。
ただ、物語としては2時間サスペンスドラマ的に楽しめる。
そこにゲーム要素がある、と思えばよいかなー?
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