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エンタメ 書評

【ブックレビュー】人生逆転 浮気され、えん罪を着せられた俺が、学園一の美少女に懐かれる(著:D)

更新日:

【作品情報】
 作品名:人生逆転 浮気され、えん罪を着せられた俺が、学園一の美少女に懐かれる
 著者:D
 ページ数:296
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 気が晴れる度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 こういう人におススメ! : ざまぁ系が好きな人?

■作品について

夏の終わり、青野英治は幼馴染で恋人の天田美雪がサッカー部のエース・近藤と浮気しているところを目撃してしまう。
彼女に裏切られ、憔悴しきった英治が休み明けの学校に登校すると聞こえよがしに心無い悪口が飛んできた。
「サイテー」
「暴力男」
近藤によって英治の方が美雪に暴力を振るっていたDV男だという噂を学校中に流されていたのだ。
それを皮切りに始まった英治へのいじめは日に日に酷くなっていき、ある日ふらふら上った屋上で英治は学園一の美少女・一条愛と出会う。
同じく人生に絶望していた彼女の手を取って、2人は共に学校を抜け出して――

どん底人生からやり直す、大逆転純愛ラブコメ!

■良かった点

幼馴染の女の子に告白して晴れて彼氏彼女の関係になった主人公・青野英治。
自身の誕生日を彼女と祝うはずが、彼女に急な用事ができて一緒に過ごせなくなってしまった。
と思ったら、その彼女がサッカー部のエース近藤と浮気している現場に遭遇、彼女に裏切られ。
しかも学園ではDV男なんて嘘の噂まで流されており、いきなりいじめの対象に。
天国から地獄へ落ちた英治に救いの手は?

物語の冒頭からしばらくキツイ展開が続きますね。
幼馴染でずっと仲が良かった彼女に裏切られ、学園内でも孤立し、信じてくれる人がおらず、絶望に陥る英治。
頭の中で自死も浮かぶ中、ふらふらと辿り着いた屋上で出会ったのは、同じように自殺しようとしていた学園一の美少女、一条愛。
目の前で死のうとしている少女を放っておけず助けたことから、運命は好転していく。

この手の作品で珍しいと思うのは、英治の周囲の学校・教師・家族が実にまともであり、英治を助けようとすること。
いじめを見て見ぬふりをしたり、声の大きい方に流されることなく、きちんと事実関係を洗い出してことを対処しようとする学校側。
こんな学校ばかりだったら世の中のいじめや、いじめからくる自殺などの哀しい事件はもっと減るのでしょうけれどね。

英治一人でできることなど多くない、むしろ当事者だからこそ下手に動くと余計に悪い方向にいきかねない。
周囲の人が動くことで、アイツは本当は悪くないんじゃないか? そう思わせることが出来る。
そして周囲が動いてくれるのも、英治が超がつくような善の人だから。
自分の行いが自分を助けるわけです。
まあ、ラノベらしく、美少女と出会い、その子が懐いてくれて助けてくれる、なんてのもありますけれど。

悪役の近藤は分かり易くゲスに描かれていますが、アンチヒロイン・幼馴染の美雪も酷いですね。
近藤にそそのかされたとはいえ、アレはなぁ。

1巻ではまだ逆転まではいかず、周辺を固めている所ですが、確実に近藤に迫っていく。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

いじめが発生してからの展開が少し早すぎる気も。
実質、英治がいじめを受けたのってほんの数日だけか。
いや、本人にとってはその数日すら地獄なんでしょうけれどね。

 

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