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SF 書評

【ブックレビュー】放課後地球防衛軍2 ゴースト・コンタクト(著:笹本祐一)

更新日:

【作品情報】
 作品名:放課後地球防衛軍2 ゴースト・コンタクト
 著者:笹本祐一
 ページ数:302
 ジャンル:SF
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ワクワクさせられる度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : ジュブナイル的なSFが好き

 

■作品について

岩江高校天文部の3人プラス、謎の転校生。
田舎から始まる地球防衛軍の新たなミッションは、謎の人形?
センスオブワンダーでお送りするジュブナイルSF第二巻!

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■良かった点

1巻にて人物紹介がなされ、なおかつ宇宙からやってきた(?)謎の転校生、三日島悠美をきっかけにして「地球防衛軍」の一員となった岩江高校天文部ですが、今巻のミッションは人形の謎を解くこと!?
防衛軍が秘蔵していた色々なものの中から、市松人形が選ばれた。というか、岩江高校の面々が市松人形に選ばれたというか。
この市松人形の通称「鞠絵さん」は、自由に動くことが出来て神出鬼没、しかも体から謎の電磁波を発しているとか。
果たして鞠絵さんの正体は?
天文部はその謎を解明することが出来るのか?
この巻をまるまる使って、未知の事象に対して高校生を中心にアプローチしていく姿が描かれている。
分からない事象だけれど、仮定をたてて実証実験を行い、そこから修正をかけていく。
その姿はまさに科学!
そうして事実に近づいていくのは、当事者だったらワクワクしてたまらんだろうなと思わされます。
もちろん読者としても、一員となったように読んでいける。

辿り着いた事実というか、鞠絵さんの正体は、「そうきたか」というもの。
しかしなんとも鞠絵さんが可愛らしく思える。
高校生を中心としているが、彼らははしゃぎすぎず、羽目を外し過ぎず、結構な落ち着きをもっている。また、周囲の大人たちがきっちりと見ているので、テンションだけで突っ走るような物語にならず落ち着いて読み進められるようになっています。
あと、何気に杏先生が可愛い・・・・

さて、鞠絵さんの正体が分かったところで、これがどうなるのか?
非情に続きを気にさせられる引きになっております。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

とにかく延々と事象を解明するためのアプローチが続いていくので、それを楽しいと思えるか、もどかしいと思えるかが、評価につながるかもしれません。
あと、刊行のスピード感が欲しい!

 

放課後地球防衛軍2 ゴースト・コンタクト (ハヤカワ文庫JA)

放課後地球防衛軍2 ゴースト・コンタクト (ハヤカワ文庫JA)

 

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