【作品情報】
作品名:サイン会はいかが?―成風堂書店事件メモ
著者:大崎 梢
ページ数:263
ジャンル:ミステリー
出版社:東京創元社
おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
本屋さんの仕事の大変さが感じられる度 : ★★★★★★★☆☆☆
こういう人におススメ! : 書店を舞台にした作品を読みたい
本屋さんの仕事の大変さが感じられる度 : ★★★★★★★☆☆☆
こういう人におススメ! : 書店を舞台にした作品を読みたい
同一書籍に四件の取り寄せ依頼。
ところが連絡を入れると、四人が四人ともそんな注文はした覚えがないと…。
「ファンの正体を見破れる店員のいる店でサイン会を開きたい」―若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に、名乗りを上げた成風堂だが…。
駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかりものの書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵のコンビが、書店に持ち込まれる様々な謎に取り組んでいく。
短編五本を収録した本格書店ミステリ、好評シリーズ第三弾。
駅ビル内の書店・成風堂を舞台としたシリーズの第三弾。
二作目が長編だったのに対し、今回は一作目と同様に短編集に戻りました。
自分も書店にはよく通って本を買いますが、実際にこういうお客さんとかいるんでしょうかね。
いや、世の中広いから変わった人も多いのか。
まあ、物語にしているから面白い店員とかお客さんとか書いている可能性はありますが、わかりませんね。
でも、店員さんはいそうな感じ。
仕事の大変さというか、お客さん対応の大変さとか、そういうのはなんか本当にありそうな場面だなと思っちゃう。
それはそれとして、今回も発生する事件を多絵が解決していくわけです。
しかし、今回の事件というかその内容、動機とか、ちょっと無理がないかなー、と思ったりも。
わざわざそんな面倒くさいことするのかー、と。
あともう一つ読んでいて感じたのは、杏子と同じように多絵の言動にはちょっと苛つかせられる。
あれ、わざとじゃなくて天然というかなんですかね。
読んでいてもイラつくから、杏子ならもっと苛つくんじゃないですかね。
こういう風に感じるの、私だけでしょうか?
やっぱり、本にまつわるミステリーが読みたいな。
四作目は読まないかもしれないなぁ。