【作品情報】
作品名:わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)2
著者:みかみてれん
ページ数:360
ジャンル:エンタメ
出版社:集英社
おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
主人公の自虐度 : ★★★★★★★★☆☆
こういう人におススメ! : ガールズコメディ好き
恋人か親友かを賭けた真唯とれな子の勝負は、高校三年間のうちに恋人か親友かどちらが良いかを決めることで決着した。
どうにか落ち着いて高校生活を送れるようになるかと思いきや、れな子は同グループの一人、琴紗月から付き合ってくれないかと告白を受ける。
といっても告白には裏があり、紗月は真唯に復讐するためにれな子を利用しようとしているのであった。
まんまと策略にはまって紗月と付き合うことになったれな子は、デートしたりキスしちゃったり。
真唯と紗月に挟まれて、れな子の高校生活はやっぱりノンストップな百合コメディ。
1巻の感想はこちら
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【ブックレビュー】わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?)(著:みかみてれん)
【作品情報】 作品名:わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?) 著者:みかみてれん ページ数:296 ジャンル:エンタメ 出版社:集英社 おススメ度 : ...
ということで無事に2巻が出ました。
前巻において、「れまフレ」という謎の関係になった、れな子と真唯。
要は友達以上恋人未満的な、玉虫色的な決着なわけです。
でも、それで終わったら物語が進まない。
今巻では、1巻で殆ど出番もなく存在感も薄かった、黒髪のクールビューティ・琴紗月がメインをはります。
紗月は子供の頃からの真唯の友人で、ずっと真唯の後塵を拝して悔しい思いをしてきた。
友人であり、好きだけれど、だからといって負け続けて良いわけではない。
そんな紗月が目をつけたのが、真唯が惚れてしまったれな子という弱点。
紗月は真唯に対するため、二週間で良いから付き合って欲しいという。
そして、まんまと付き合うことになるれな子。
なんじゃそりゃー、というところではありますが。
れな子はそもそも真唯と恋人同士というわけではない。
そして、れな子が紗月との交際を許諾したのは、喧嘩してしまった紗月と真唯を仲直りさせるため。
二週間、付き合ってくれたら仲直りすると紗月に言われてOKしてしまったわけです。 それも、本人たちのため、友情のため、とかではなく、せっかく入った陽キャのグループが人間関係でギスギスすると自分が辛いから仲直りしてもらいたい、という自分優先の理由。
この辺が、清々しくて良い(笑)
ただの良い子、ってわけじゃなく、基本的にはネガティブなれな子さんです。
今巻はなんといっても、紗月さん!
クールビューティがたまに見せる可愛らしさ。
王道ではあるけれど、だからこそ威力もあるわけです。
バイトとか、お風呂とか、初キスとか、まあ色々な姿を見せてくれます。
れな子のツッコミのキレや、自虐のキレも健在。
天然たらしで紫陽花さんを転がしちゃうのも健在。
勢い、キレがよく、一気に読めちゃいます。
次巻はフラグたてまくりの紫陽花さん。
どうするのか。
そしてここまでモブ的な果穂はどうなるのか?
というところでしょうか。