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エンタメ 書評

【ブックレビュー】「美人でお金持ちの彼女が欲しい」と言ったら、ワケあり女子がやってきた件。(著:小宮地千々)

更新日:

【作品情報】
 作品名:「美人でお金持ちの彼女が欲しい」と言ったら、ワケあり女子がやってきた件。
 著者:小宮地千々
 ページ数:292
 ジャンル:エンタメ
 出版社:マイクロマガジン社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 会話のテンポの良さ度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : ちょっとえっちなラブコメもいける

■作品について

福岡のある大学に通う志野伊織は、家族に漏らした不用意な一言から、学内の有名人である天道つかさと婚約することに。

美人で、お金持ちで――でも「誰とでも寝る」と噂の婚約者に引き気味な伊織と、そんな彼にグイグイ迫るつかさ……二人の明日はどっち!?

「恋する意味」を問いかける、“ちょっとオトナ"な婚約破棄系ラブコメの開幕。

■良かった点

なぜかわからないけれど、手に取って買ってみた(笑)
主人公にいきなり美人でお金持ちの許嫁ができた!
という設定かは始まるのだが、その許嫁の彼女、天道つかさというのが、実に性に奔放で経験人数3桁に迫ろうかという女性で。
この時点で、おいおい!
ともなりそうだが、彼女がそれだけ経験をしてきたことには一応理由もあるわけで(まあ、情けない理由ではあるが)

いきなりそんなビッチとも思えるつかさと許嫁といわれても、うなずけるはずもない。
何せつかさに対して、主人公の伊織は女性経験ゼロ、彼女いない歴=年齢であり、つかさを受け入れられるわけもないと。
ならば婚約破棄してしまえばとも思うが、つかさの方にはそれをできない理由もあり、なおかつ伊織のことを実は気に入って!?

ということで、つかさの方はこのまま伊織と婚約して付き合いを続けたい。
伊織は、波風立てずにつかさとの婚約を破棄したい。
そんな二人がとりあえずの婚約者としてつきあっていく物語。

ラノベなわけで、ある意味、大事なのは会話のテンポ。
それが本作はなかなかうまくできている。
小気味いい会話の応酬は、伊織とつかさ、それぞれがボケとツッコミをぽんぽんとやりあっていてスイスイ読ませてくれる。
設定的に下ネタも入ってくるのだが、大量というほどでもないし、あまり下品に感じないのはさっぱりしているからか。
そうこうしているうちに、つかさのポンコツぶりも可愛らしく思えてくるから、あら不思議(笑)
この辺は伊織とシンクロしてしまう読者も出てくるのではないだろうか。

本当につかさのことを好きになっても、その体は何十人もの男に抱かれてきている。
そう思うと、やっぱり平静ではいられなくなってしまうのは仕方ないか。

でもまあ、なんだかんだでハッピーエンドで良かったです。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

最後の方で普通に性行為の描写がありますので、そういうのが苦手な人は注意!
ないのかなー、と思っていたら、ありましたよ!

あと、伊織がつかさに惹かれていくのはわかるけれど、つかさがそこまで伊織に惹かれるのが、微妙といや微妙だったかも。
いや、分からなくはないけれど。

 

 

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