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【ブックレビュー】天久鷹央の推理カルテIII: 密室のパラノイア(著:知念実希人)

更新日:

【作品情報】
 作品名:天久鷹央の推理カルテIII: 密室のパラノイア
 著者:知念 実希人
 ページ数:334
 ジャンル:ミステリー
 出版社:新潮社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 推理小説っぽくなった度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : シリーズ読者。ライトなメディカルミステリ―が好き

■作品について

呪いの動画によって自殺を図った女子高生。
男性に触れられた瞬間、肌に異常をきたす女性。
そして、密室で溺死した病院理事長の息子……。
常識的な診断や捜査では決して真相にたどり着けない不可解な事件。
解決できるのは、怜悧な頭脳と厖大な知識を持つ変人女医・天久鷹央(あめくたかお)、ただ一人。
日常に潜む驚くべき“病”と事件の繋がりを解明する、新感覚メディカル・ミステリー第3弾。

■良かった点

シリーズ3作目です。
今回は3つの作品で織りなされています。

「閃光の中へ」は、呪いの動画を見たことで自殺を図ったと思われるような行動をとった女子高校生について。
「リング」のオマージュとも受け取れる本作。
実際に作中で、鷹央が小鳥に「リング」をお薦めして読ませるのは面白かった。
そして鷹央が怖いもの苦手というのも、なんか可愛らしい。
天才だけど、弱点が色々あるのも鷹央の魅力ですね。

そして本巻のメインは3つ目の「密室で溺れる男」
その名の通り、密室状態の中で発見された男、その死因は溺死。でもその室内に水場はない。
一体どういうこと!?

と、今までの医療ミステリから少し毛色もかわり、殺人事件に対する推理、といった体に変わる。
さらにこの事件の間接的影響を受け、小鳥遊が大学病院に戻ることに!?
小鳥遊を留めておくためには事件の解決が必要。
鷹央は事件に対する純粋な興味だけでなく、小鳥遊を留めておくためにも事件に挑む。

小鳥遊が自分の元を離れてしまうかもしれないと知った時の鷹央の動揺が全てを物語っていますね。
天才とはいえ人との付き合いに問題のある鷹央がうまくやってこれたのは小鳥遊のおかげ。
小鳥遊より前に派遣されていた人たちはみな、鷹央とうまく付き合うことが出来ず短期間で離れていて、鷹央も他者との接触は殆どなかった。
小鳥遊が緩衝材となってサポートすることで、様々な事件に直接介入して、解決し、外の世界へと出ることが出来ていたのは鷹央本人も理解してること。
恋とか愛とかとはまた違う思いを小鳥遊に抱いていることは間違いなく。
医療やロジックに関しては圧倒的なのに、そうでない部分では脆さを見せる。
そしてツンデレ。

コンビが解消されずに一安心。
これからも楽しい姿を見せてほしい。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

今回は推理的なところの強い一編をいれることでアクセントをつけてきた感じ。
今後、マンネリ化をどう防いでいくのか?
というところも注目したい。

 

 

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