【作品情報】
作品名:リコリス・リコイル Recovery days
著者:アサウラ
ページ数:328
ジャンル:エンタメ
出版社:KADOKAWA
おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
リコリス・リコイルの良さが出ている度 : ★★★★★★★★★☆
こういう人におススメ! : リコリス・リコイルが好きな人
リコリス――花の名前にして、日本の平和を守るエージェントの少女たち、だけど昼の顔は、喫茶店の看板娘!
喫茶リコリコを舞台に、TVアニメシリーズ『リコリス・リコイル』では描かれなかった錦木千束や井ノ上たきなたちのちょっぴりスリリングな非日常の物語。
二人に舞い込む依頼と迫る上映時間!?
常連客のピンチに漫画のモデルだってこなしちゃう!
さらに人知れず街の平和を守るフキとサクラの日常だって!
そして、熱に浮かされたたきなが目覚めるとそこは殺人鬼が潜む森のロッジ!?
やっぱり一筋縄では終わらない慌ただしくも賑やかな日常を原案者自らが書き下ろす、新ノベルシリーズ第2弾!
「リコリス・リコイル」のノベライズ第二弾。
原案者が書き下ろしていますので、当然ながらアニメの雰囲気そのままに読むことができます。
収録されている短篇は0話から5話までの6編+おまけ。
リコリコでの千束、たきなを中心とした日常のお話に加え、フキとサクラの任務の話もあります。
なので、ほのぼのと読みつつ、バトルの話も読むことができ。
そして最後には、たきなが見ている夢の中の話。
スラッシャー映画の中に彷徨いこんだ千束とたきなの運命やいかに!?
というおふざけものまで。
わちゃわちゃとした千束のいつもの感じ。
それをいつも通り冷静にクールに論理的に考えて受けてしまうたきな。
そんな二人のやり取りをみているだけでも楽しめる。
そして描かれる、食べ物の描写。
銃やバトルに関する描写。
そして映画に対する愛情というかこだわりというか、オタク特有のトーク(笑)
複数の方面を読んでいて楽しむことができます。
とにかくユルく楽しめる。
それが良いですよね。
個人的には、第一弾よりも更によくなっているように感じた。
まあ、好みかもしれませんが。
リコリコに餓えている人は読んで損なし。
ただ、激しい話というか、大きな敵との対決みたいなそういうのではないので、そこは注意。