どうもこんにちは、神門です。
漫画書評、今回は「まくむすび」の2巻です!
作品情報
作品名 | まくむすび |
著者 | 保谷伸 |
出版社 | 集英社 |
紹介対象の巻 | 2巻 |
ジャンル | 高校演劇にかけた青春モノ |
作品の感想
「高校演劇」に青春をかける女子高校生達をえがいた『まくむすび』の2巻です。
1巻では、主人公であるむすびが過去のトラウマを抱えながらも、自分の漫画を、自分の描いた世界を表現するため演劇部に入部しました。
2巻ではいよいよ、他校との合同発表会「あおはるマルシェ」に向けた本格的活動が始まります。
シナリオを作るむすびは、なんといっても豆腐メンタルの持ち主。
すぐに悲観的なことを考えてしまいますし、発表会に向けて色々と障害も出てきますが、なんといっても青春!
仲間の力で一つずつ乗り越えていくのがよいですね。
不安を覚えるむすびを、部員の皆が支える
「まくむすび」 2巻 保谷伸/集英社より 引用
演劇をよく知らない人に対する説明も適度に挟まれていたり、演目内容に関する学校側とのトラブル、うまく演技できない悩み、等々と色々な内容が盛り込まれています。
その中でもやっぱり今巻の主は演劇舞台です。
ここには、主人公であるむすびをはじめとする、演劇部の女子高校生の面々のパワーがぎゅーっと詰め込まれている。
やっぱね、学生達には自由に表現してもらいたいですね。
もちろん、限度ってものはありますけど、大人の事情や勝手な思いを押し付けちゃいけないなって思いますね。
さて、舞台の主役は1年生の二人組、いもにちゃんとリューグーちゃん。
どちらも初めての演劇舞台ということで緊張もあり、失敗もありますが、それでも頑張ります。
二人が頑張って進めて後半、満を持してジャス子先輩の登場!
この辺は役者が違います。
表情も、きっと声も(聞こえませんが)、全く別人となっている、まさに役者!
先ほどのコマのポニテ眼鏡のジャス子先輩が、こう!
「まくむすび」 2巻 保谷伸/集英社より 引用
無事に舞台を演じ終えるも、むすびの作ったシナリオは学校関係者にはどう映ったのか。
その結果は3巻に。
・・・にしても、教室とかで練習するのと、舞台にあがって演じるのは、当たり前だけど全然違うということを改めて気付かされました。
関係者の皆さんは、その違いを意識して練習に取り組まないといけないのですね。
(実際に使用する舞台での練習なんて、全然できないですもんね)
私は演劇経験ないですが、演劇経験者の意見も聞いてみたい作品です!