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エンタメ 書評

【ブックレビュー】楽園ノイズ6(著:杉井光)

更新日:

【作品情報】
 作品名:楽園ノイズ6
 著者:杉井光
 ページ数:296
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 花園先生のヒロイン度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! :バンド! 青春! 女の子! 

■作品について

新学年を迎え、気になるクラス替え。
僕らバンドメンバーはまさかの四人とも同じクラス! まともに授業が受けられるわけがない!
伽耶も入学してきて僕の学校生活はますます騒がしく、プロからの作曲依頼に加えて軽音部のプロデュースまで買って出てしまって大忙し。
そして華園先生も新生活を始め、目指すはピアノコンクールでの優勝――そこになぜか凛子が参戦!?

■良かった点

青春音楽物語の第6弾です。

今回から真琴たちは2年生に進級し、伽耶が一年生として入学してきて、また新たな展開を進めていく感じか。
本巻は大きく2つに分かれていて、序盤は華園先生と凛子のピアノ対決。
病気から復帰した華園先生は新たな生活を開始。
教師としては戻れないけれど、音楽にはかかわっていく。
その中でピアノコンクールに参加する華園先生と、華園先生の参加を知って同じコンクールに参加することを決意した凛子。
二人の対決にはどのような意味があったのか。
というか、出番は少なくとも、出てくるとヒロインポイントを荒稼ぎしていくのが華園先生。
もう教師もやめたし、正式なヒロインとして結ばれても何の問題もないですよ。
花園先生も、真琴がお婿に来てくれたらすべて解決! といっていますしね。
花園先生、強すぎ。
でも一番好きだからそうなって欲しい。

そして後半はPNOのライブ。
真琴は今回全編を通してスランプ気味。
音楽に対しては妥協をせず、自分のエゴというものをすら優先させるところが出ている。
そんな中で発生した、イベント出演のブッキング。
それに対して真琴の決断は、なかなか凄いというか。
そして真琴の決断をあっさりと受け入れてしまうPNOメンバーも、やっぱり真琴のことがわかっているというか。

今のPNOという場所は居心地よく楽園なのかもしれない。
だけど、楽園はいつまでも楽園にあらず。
音楽に妥協することのない真琴が、いずれは自らの手で楽園を破壊していく。
そんなことを示すような今回の展開でもあったように思う。

そして楽園を破壊した先に待っているのは華園先生・・・
だってPNOのメンバーを全員破壊したら、あとは華園先生しか残っていませんからね!
あ、いや、黒川さんという大穴もあるのか!?
個人的には黒川さんもアリもアリの大アリですよ!

■ここが改善できるともっとよかったかも?

ラノベではあるけれど、一般受けするラノベではないのかもしれない。
でも、読ませる作品。

 

 

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