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【ブックレビュー】二人一組になってください(著:木爾チレン)

更新日:

【作品情報】
 作品名:二人一組になってください
 著者:木爾 チレン
 ページ数:320
 ジャンル:エンタメ
 出版社:双葉社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 デスゲームの面白さ度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : デスゲーム系が好き

■作品について

卒業式直前に始まったデスゲーム(特別授業)
あなたに本当の友達はいる?

誰かと手を繋がないと死ぬ――。
女子高のクラス内カーストが崩壊し、
裏切り、嫉妬、憧れ、真実が手を取り合う。

■良かった点

女子高のスクールカースト、いじめ、見えない悪意、をテーマにしたデスゲーム小説。

とある女子高の卒業式で突如開始されたデスゲーム。
そのゲームとは、二人一組になり、余った人が死ぬというもの。
なお、偶数人数の時は一人が待機となり、同じ人とは二度と組むことは出来ない。

ルールとしては非常に簡単だけど、二人一組を作るということで影響してくるのがクラス内のカースト。
生徒達自身も、一軍、二軍、三軍、と意識して理解している、明確な階層が存在する。
当然、三軍女子は一軍女子と組むことなどできず、先に脱落していくのは三軍女子達なのだが・・・

一人、また一人と脱落していく少女が何を考えていたかが綴られてのだが、生死のかかったときにあって彼女たちの本心が詳らかにされていく。
親友同士だと思っていた女子達。
内心では馬鹿にしていた相手。
グループで行動はしていたけれど、その実は・・・

これは、女子高あるある、なのでしょうか?(私には分かりませんが)
友情と生命を天秤にかけたとき、どのような行動をとるのか。
どちらが正しいとか間違っているではない。
自分の命が大事なのは当たり前のこと。
だけど、そういう状況下でも友人のことを思える人がいることもまた事実。

テーマは、無自覚の悪意。
明確にクラスでいじめがあるかというと微妙。
でも、二人一組になってくださいと言われていつも必ず余ってしまう一人の少女。
クラスでも存在しないかのように扱われているのは、いじめではないのか。
それが分かっていて手を差し伸べないのは悪意と呼べないのか。

そういうの、多くの人が似たような経験あるのではないでしょうか。
自分が同じ立場にたったら辛いですよね。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

二人一組になってくださいと言われて一人余った場合、大抵はどこかに混ざって三人一組になりません?
いちいち先生と組まされたりするでしょうか。
体育の準備体操にしろ何かやるにしろ、三人で交代でやっていたような記憶があるのですが。

 

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