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ファンタジー 書評

【ブックレビュー】物語を継ぐ者は(著:実石沙枝子)

更新日:

【作品情報】
 作品名:物語を継ぐ者は
 著者:実石沙枝子
 ページ数:264
 ジャンル:ファンタジー
 出版社:祥伝社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 凝ってる度 : ★★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : 不安を抱えている中学生くらいの人達

■作品について

中学生の本村結芽は、急死した伯母の部屋で、愛読する児童書の原稿を見つけ舞い上がる。
『鍵開け師ユメ』シリーズは、孤独な小学校生活を過ごした結芽にとって、唯一の友達であり、心の拠り所だった。
伯母は、その作者イズミ・リラだったのだ。
最新作を夢中で読むが、しかし遺稿は未完のまま。
どうしても続きが読みたい結芽は、自分で物語の続きを書くことを決意する。
第一巻からページを繰り、主人公ユメの魔法の呪文を唱えると、物語の中へ飛び込めた結芽。
ファンタジーの世界と現実を行き来できるようになり、自らの冒険を書き記していくが、何かが足りない。
物語に息吹を吹き込むには、伯母の、イズミ・リラの人生を知らなければ――。
現実を生きる自分、ユメとしての自分、伯母を探す自分。
結芽の本当の冒険が、はじまった 

■良かった点

主人公は中学生の少女。
学校ではなかなかうまくいかず友達といえる子も一人だけ。
家では母親の少し厳しめの躾けもあったりして、学校でも家庭でも孤立を感じる。
そんな少女を救ったのが一つの物語だった。
彼女はその物語と出会い、だから頑張ってやってこられた。

その物語の作者が自分の叔母だという事実を偶然から知り、しかもその叔母は事故で亡くなってしまった。
自分の大好きな物語が未完で終わることに耐えられず、少女は自らその続きを考えていく。
物語の世界に入り込みながら、自分ならどうするか、どうすれば望む物語になるか、それを考えていく。
それはとりもなおさず、自分自身を見つめなおすことにもなる。

自分自身が物語に入ってその主人公となり冒険をすることになる。
自分自身は学校でうまくいっていない少女。
「はてしない物語」を少しばかり想起させるかもしれない。

ファンタジー要素はあれども、基本的には色々な悩みを抱えている思春期の少女が、悩み、葛藤し、そこから前を向いていくための物語。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

主人公の両親は離婚しているのだけれど、父親も母親も酷い。
母親は無駄に厳しく子供の意見や考えとか封殺するし、父親は物分かり良い穏やかと見えて主人公との約束を破ってそのことを謝りもしない。
たいしたことないと思っているのだろうけれど、子供にとって絶対に秘密と約束していたことを簡単にバラされたことは一生忘れないと思うぞ。

 

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