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【ブックレビュー】図書館の魔女 高い塔の童心(著:高田大介)

更新日:

【作品情報】
 作品名:図書館の魔女 高い塔の童心
 著者:高田大介
 ページ数:221
 ジャンル:ファンタジー
 出版社:講談社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 切なさ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : 図書館の魔女が好きな人

■作品について

多様な都市国家の思惑が交差する海峡地域。
その盟主、一ノ谷には「高い塔の魔法使い」と呼ばれる老人タイキがいた。
歳のころ六、七である孫娘マツリカは、早くに両親をなくし祖父のもとに身を寄せている。
ある日、タイキを中心に密談が開かれた。海を隔てた潜在的敵国・ニザマとの海戦に備えてのものだった。
一方、マツリカは好物の海老饅頭の味が落ちたことを疑問に思い、その理由を解き明かそうとする。

■良かった点

ようやく出た、「図書館の魔女」の続編!

ではなく、前日譚だった!!

まだマツリカの先代のタイキが高い塔の魔法使いである時代。
ハルカゼが赴任して間もない頃のお話。
ここで描かれているのは、そこまで大きな事件というか物事ではないかもしれない。
いや、国家間の戦争に関わる話なので十分に大きなことなのだけど。
そういう時代、状況の中で、図書館が果たす役割というものを描いてくれている。
と同時に、マツリカがまだ魔女と呼ばれる前の姿も描かれている。
そのマツリカに対するハルカゼの想いというか気持ちも同時に伝わってくるのも良い。
なんというか、幼いながらにその立場というものを否応なく理解しているマツリカ。
まだ幼い少女でありながら、他の人と異なる思考をしてしまうマツリカのことを見て心を痛めるハルカゼの姿がなんというか。
二人の関係性はまだぎこちないながらも、交流して少しずつ分かり合い、近づいていく様も良い。

ちなみにイラムもちゃんと登場します。
イラムはイラムであり、微笑ましく感じる。

言語学者らしく、相変わらず単語の使い方というか文章の取り回しが結構、独特ではあります。
それ故に読むのには少し時間がかかるかも?
まあ、シリーズを読んでいる人なら分かるでしょう。

これを読むとまた前作に戻って読みたくなりますし、また異なる視点、思いをもって読めそうです。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

楽しいのですが、やっぱり読みたいのはマツリカとキリヒトのその後ですよねぇー!
さて、いつになったら出るのか!?

 

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