【作品情報】
作品名:青春2周目の俺がやり直す、ぼっちな彼女との陽キャな夏2
著者:五十嵐雄策
ページ数:264
ジャンル:エンタメ
出版社:KADOKAWA
おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
佐伯さんが可愛い度 : ★★★★★★★☆☆☆
こういう人におススメ! : タイムリープものが好きな人?
『あの夏』の事件を乗り越え、ついに安芸宮羽純と心を通わせることができた俺。
これで初恋を取り戻したと思いきや、現代で俺を待っていたのはまさかの人物で……!?
混乱する俺が再びタイムリープした先は、安芸宮が消えた二周目の高校一年生だった。
美羽や佐伯さんと過ごす『初めての夏』は、一度目とは違う青春に満ちあふれた日々。
だがそこに安芸宮の姿はない。
彼女の行方を知る人すら誰もいない。
しかしどれだけ八方塞がりな状況でも、彼女の笑顔が俺の頭から離れなかった。
もう一度、安芸宮に会いたい!
そんな時、導かれるように訪れた向日葵畑で出会ったのは、一周目の高校生活で俺の人生を変えるきっかけをくれた天川日輪先輩だった――。
青春やり直し系の第二巻。
一巻で無事に初恋の少女と結ばれたと思いきや、そのラストで現代に戻ると恋人として一緒にいるのは美羽だった。
おい、どういうこと、という状況で引きとなっていたところからの続き。
この二巻では、当然ながらそのまま進むということはなく、なぜそんなことになっていたのかと二度目のタイムリープをすることになる。
二度目のタイムリープ先は、一度目から二年後の高校一年生。
主人公は美羽や佐伯さんと同じ高校に通っているものの、肝心の安芸宮の姿はない。
中学時代に既に別れていたということだが、それはなぜ・・・?
納得しきれない藤ヶ谷は、再び安芸宮を探すが・・・
このまま美羽と付き合っちゃえよ!?
というのは置いておいて。
そう簡単にはハッピーエンドとして終わらないタイムリープ。
根本原因をどうにかしない限り、悲劇から逃れることは出来ないというか、安芸宮と結ばれることはない。
そのために動く主人公の藤ヶ谷、そしていきなり登場するお助けキャラの日輪先輩。
そしてただのクラスメイトキャラだと思っていた佐伯さんの正体(というほどたいそうなものではないが)
とまあ、色々と要素は揃えている。
スピード感を伴い、ここから一気にラストに向かう感じ?
二度目のタイムリープでも結局は上手くいかず、最後のタイムリープに入る藤ヶ谷。
さてさて、幸せな結末は手に入れることができるのか。
その幸せが、美羽や佐伯さんも含めてだといいのですけどね。
ちょいちょい、細かいところが気になる。
まあそれは置いておいて、佐伯さんの事実が明らかになり、ここから佐伯さんのターンも来るのでは?
未来に進んだら、今度は恋人として一緒にいたのは佐伯さんだった!
みたいな展開を勝手に想像していたのだが、佐伯さんはあれだけで終わり?
だとしたらわざわさその設定いらなかったんじゃない?
と思ってしまう(3巻読まないと分からないけれど)