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エンタメ 書評

【ブックレビュー】イクサガミ 天(著:今村翔吾)

更新日:

【作品情報】
 作品名:イクサガミ 天
 著者:今村 翔吾
 ページ数:336
 ジャンル:エンタメ
 出版社:講談社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 痛快度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : スーパーエンタメ時代劇が読みたい人

■作品について

明治11年。深夜の京都、天龍寺。
「武技ニ優レタル者」に「金十万円ヲ得ル機会」を与えるとの怪文書によって、腕に覚えがある292人が集められた。

告げられたのは、〈こどく〉という名の「遊び」の開始と、七つの奇妙な掟。
点数を集めながら、東海道を辿って東京を目指せという。
各自に配られた木札は、1枚につき1点を意味する。点数を稼ぐ手段は、ただ一つ――。

「奪い合うのです! その手段は問いません!」

剣客・嵯峨愁二郎は、命懸けの戦いに巻き込まれた12歳の少女・双葉を守りながら道を進むも、強敵たちが立ちはだかる――。

■良かった点

三部作ということで三作目が出たタイミングで購入、と思ったら、四作目まで出ると言うではないですか!
でもまあ、読みました。

時は明治十一年、大政奉還が行われ武士の時代が終わりを告げた後のこと。
大金の賞金を目当てに、京都の天龍寺に集まった292人。
そこから始まるは、賞金をかけたバトルロイヤル。
主人公の嵯峨愁二郎は妻子の命を救うために参加したが、その戦いに巻き込まれた少女・双葉を守りながらゴールである東京を目指す。

思い起こさせるのは「無限の住人」ですな。
万次が凛の用心棒となって剣客たちと戦い斃していく。
まあ、バトロワ、蠱毒、という設定なので、他でもどこかで見たことのある設定、展開になるのは多少致し方ないところ。
バトロワものでも、主人公が強ければそのハンディではないけれど、弱い仲間を守りながらってのは鉄板でもありますからね。
当然、この双葉も後々には何か重要な役割を担ってくるのかもしれません。

参加する猛者は誰しも曲者ぞろい。
忍びの者、アイヌ、謎の老侍、等々。
愁二郎自身、彼と共に育てられ武の道を究めた兄弟たちが参加しており、そこの因縁もあり。

まだ一巻目の「天」であり評価は決められませんが。
バトロワもの好きなら読んで損ないのでは。
もちろん、その中で歴史的な背景なんかも描いてくれていて、そういう点で歴史もの好きの人でもいけるのか?
その辺の評価はチョットわからないですけれど、先が楽しみです。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

設定としてはかなり無茶があるのは事実(笑)
参加者292人(天龍寺で半減するとはいえ、それでも最初は100人以上)の状況を隠れて追いかけるとか、いや無理では。
とか言ってはいけませんね。
そういうことができる組織があるのです!

 

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