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『2.5次元の誘惑』10巻の感想。コスプレに対する異なるアプローチ。まり姉も良いけど生徒会長の瀧ちゃん推しです

更新日:

 

こんにちは、神門です。

熱い展開もさることながら、恋愛模様も段々と本格的に、というか予断を許さなくなっていくかも?

『2.5次元の誘惑』10巻の感想です!

 

作品情報

作品名 2.5次元の誘惑
著者 橋本 悠
出版社 集英社
紹介対象の巻 10巻
ジャンル 熱血青春&コスプレラブコメ

 

作品の感想

色々とコスプレイベントに参加し、仲間も増やしてきた奥村とリリサですが、普通の高校生です。

コスプレイベントも良いですが、学校行事も描いて欲しいのが学園ものです。

ということで今巻はまるまる文化祭編です!

9巻の終盤で出てきた新キャラ、安部まりな。

彼女は奥村の幼馴染であり、なおかつ奥村唯一好きになった3次元女子でした。

 

そんなまりなは現在、生徒会の副会長として活躍中。

生徒達が困っている姿を見たら助けずにはいられず、その献身的な姿から”聖母まりな”と呼ばれるほど。

奥村と久しぶりに対面すると、二人の間には他の女子にはない雰囲気が・・・

そんなまりなが属している生徒会が、文化祭の出し物である”コスプレカフェ”の相談に奥村達の漫画研究部にやってきて。

生徒会のコスプレカフェに漫研も、そしてそこで活動しているアリアやノノアも助っ人として参加することに。

文化祭っぽいノリになってきました!

「2.5次元の誘惑」 10巻 橋本 悠/集英社より 引用

 

問題は、なんのコスプレをするか。

二次創作ものは版権があるので文化祭のコスプレには適していない。

ならばオリジナル衣装でいこう! ということでデザインから考えることに。

どうでもいいけれど、あくまで冷静に進行する生徒会長の瀧ちゃんが素敵すぎる・・・!

なんだかんだとデザインは王道のメイド服に。

ただこのへんから、まりなの裏の顔(?)がちらほら見え始めます。

もしかしてまりなって……って

奥村の過去、まりなの過去、その二つが錯綜していきます。

 

そんな中で大きな変化が起きるのはまりな。

奥村は前の9巻で一つ、成長しましたからねー。

奥村との関係が復活したことで色々と意識してしまい、熱を出しちゃったまりなをお見舞いにいく奥村とリリサ。

そこで二人が見たまりなの真実とは・・・!?

って、まあ、想像通りなんですけどね(笑)

「2.5次元の誘惑」 10巻 橋本 悠/集英社より 引用

 

ということで、”聖母まりな”から”むっつり先輩”にジョブチェンジ!!

でも、そんな顔を持っていた、学校では作り上げた表の顔を見せていただけというのも、まりなには理由があるわけで。

生徒会の副会長で、”聖母”なんて呼ばれてずっと表の顔を見せ続けてきたまりなだったけれど。

本当の自分を見てもらいたい。

本当の自分を知ってもらいたい。

そう、覚悟を決めてコスプレすることにしました。

今まで、コスプレというのは違う自分になれること、全く違うキャラを演じることが出来る。

リリサやノノアなんかはそういうアプローチでした。

しかし今回、コスプレすることで本当の自分を見せるという、正反対のアプローチを見せてきたわけです。

だからこの作品、油断ができない(笑)

「2.5次元の誘惑」 10巻 橋本 悠/集英社より 引用

 

真面目モードはもちろん、お笑いモードだってこの作品は常備!

途中で入る「架空アニメモノマネあて選手権」とか、

わかる!

と思わせてくれますよ、きっと!

そしていよいよ文化祭当日、つきもののアクシデントを乗り越えて始まったコスプレカフェでのステージパフォーマンス!

は、実際に見て下さいね。

うーん、やっぱり会長がいいなぁ(笑)

メイド衣装のステージも常に真面目、恥じるわけでもなく、いつもの穏やかな笑みを浮かべつつ激しいダンスもこなす!

あと誰も触れないけれど、書記が・・・

 

ということで、まり姉も加わって恋の模様もまた変わってくるのか。

11巻も楽しみです!

 

 

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