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ファンタジー 書評

【ブックレビュー】想いの重なる楽園の戦場。そしてふたりは、武器をとった(著:鴉ぴえろ)

更新日:

【作品情報】
 作品名:想いの重なる楽園の戦場。そしてふたりは、武器をとった
 著者:鴉 ぴえろ
 ページ数:328
 ジャンル:ファンタジー
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 百合度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : ファンタジーも百合もバトルも好き!

■作品について

都市を愛するレーネと、都市の外を夢想するセスカ。
普段は同じ部屋で暮らしているふたりは、お互いを認めつつ、
それぞれの目的をもって千年都市の象徴である巫子を目指していた。

そして、巫子を決める最終決戦の、決勝。
その場には武器を持って向かい合うふたりの姿があり――。
努力家VS天才。少女たちが夢と理想を追い求める、百合バトルファンタジー!

■良かった点

現在、アニメも絶賛放映中の「転生王女と天才令嬢の魔法革命」の鴉ぴえろ先生の作品ですね。
こちらも百合作品です。

文字通り百合バトルファンタジー
どこかの世界の、壁に閉ざされた都市で暮らす人々。
その都市は守護竜の力によって護られており、都市の外には何もないという。
その都市の象徴である巫女を目指そうとする少女たちの物語。

  • 巫女になって都市を、街の人々を守りたいと願う努力家のレーネ
  • 巫女となって都市の外を求める天才少女のセスカ

巫女を決める戦いの決勝の場で二人は対峙し、巫女となるべく武器を手に取り戦う。
だけど、彼女たちはこの後に残酷な真実を知ることになる。

まさに百合でありバトルでありファンタジーである。
バトルに関しても、この世界に存在する力について語られ、少女たちはその力に基づいた戦い方をする。
そのバトル描写も決して手が抜かれていない。
もちろん百合に関しても、レーネとセスカという親友同士の少女はもちろんのこと。
巫女の座を争うルルナとジョゼットという少女もいて、反目し合いつつ似た者同士でもあるこの二人の関係性もニヤリとさせられる。
百合といってもイチャイチャ、ラブラブしているわけではなく、そういう関係性を想像させるというか。
二人の繋がり、絆の強さを感じさせるもの。

1巻の中で少女たちの関係性、バトル、壁に閉ざされた街と守護竜の謎。
そういったものがコンパクトにまとまって一つの解決まで描かれており、うまくまとまった良作。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

これは続くのかな?
1巻完結として綺麗にまとまっているけれど、続いてもおかしくはない。
都市の外の世界は何があるのか。
そういったところは気になりますね。

 

 

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