エンタメ 書評

【ブックレビュー】レイク・クローバー(著:楡 周平)

更新日:

【作品情報】
 作品名:レイク・クローバー
 著者:楡 周平
 ページ数:514ページ
 ジャンル:エンタメ
 出版社: 講談社

 おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 グロ度度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 恐怖をおぼえたい人

 

■作品について

ミャンマーの奥地で、天然ガスの探査技師が怪死を遂げた。
その死んだ男の血を浴びた者も同様な症状を発して死亡。強力な感染力を持って周囲に死をばらまいていくも原因は不明。
原因究明のため、現地に乗りこんでいく研究者たち。
彼らが見つけ出す真実とは?

■良かった点

いやー、なんというか、エグい。
何がエグいって、感染して死んでいく様が。
いわゆるパンデミックものに分類されるのであろうが、その原因がウィルスではなく、『寄生虫』である。
思わずその寄生虫の様相を想像してしまうと、想像以上にエグイことになる。
ウィルスだとぼんやりとした想像になるが、寄生虫となると、色々な虫から想像してしまう。
そんな寄生虫が体中に伝播し、人を死に至らしめ、更に別の人間の体内へと入り感染していくのだ。
どうですが、これがエグくなくて何をエグいといいましょうか。

閉鎖空間で発症し、隔離されて他に行く場所もない。そんなところに閉じ込められた人たちの気持ちやいかに。
恐怖と不安で発狂してもおかしくないですね。
不幸中の幸いなのは、ウィルスではないから空気感染することはないこと。

現地に訪れた研究者たちは、原因を突き止めるため現地住民たちのもとに向かう。
一方で、アメリカの原子力潜水艦が極秘工作員をミャンマー沖で回収するという事態が並行で展開する。
潜水艦、とんでもないことが想像されますね。
パンデミックの物語の中に、政治や企業の利権、戦略といった要素もまた詰まっており、身勝手な人間の様相が描かれる。
複数の視点からスピーディに展開される物語には一気に引き込まれ、読まされる。

実際にこんな寄生虫がいたらと考えると恐ろし過ぎる。
存在もそうだが、そういう状況に身を置いたことを考えるのが恐怖だ。
なのに読まされてしまうのは、楡 周平という作家の筆の強さだろう。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

感染源が虫ということもあるのと、もともと隔離された閉鎖空間で発症したので、大きく広がることもなく、大パニックになることもなく、序盤は緊張感がありどうなるのかと思わされるのだが、意外とミニマムに収束してしまう。
何を期待するかにもよるが、その辺が物足りなく感じるかも。
あと、グロ描写もあるので、生ものを食べられなくなるかもしれません。

 

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