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【マリみてSS(蓉子×祐麒)】心がラビリンス <第四話>
~ 心がラビリンス ~<第四話> 初めて目にする祐麒くんの家は、静かな住宅街の中、小洒落た外見で周りの家よりも目だって見えた。設計事務所を開いている祐麒くんのお父さんが設計したというこ ...
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【マリみてSS(蓉子×祐麒)】心がラビリンス <第三話>
~ 心がラビリンス ~<第三話> 決戦の日を一週間後に控えた週末、私は買い物に出かけていた。目的はもちろん、クリスマスプレゼントを買うためにである。 手作りのものを、という考えもない ...
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【マリみてSS(蓉子×祐麒)】心がラビリンス <第二話>
~ 心がラビリンス ~<第二話> 気になる会話を聞いたのは、アルバイトをしていたレストランに、久しぶりに足を向けた日のことだった。 その日私は、新作メニューの試食をして欲しいという依 ...
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【マリみてSS(蓉子×祐麒)】心がラビリンス 第一話
ほんの数ヶ月前は、こんなことになるとは思っていなかった。 それこそ、全く想像がつくはずもなかった。 学園祭のときも、薔薇の館でのクリスマスパーティのときも、卒業を前にしてホットミル ...
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【マリみてSS(三薔薇様×祐麒)】始まりと終わりと始まりと
~ 始まりと終わりと始まりと ~ 三年間を過ごした高校の卒業式が終わり、後輩達との別れ、先生方との挨拶も済ませ、あとは帰るのみ。通い慣れた校舎の正門を通り抜ければ、さよな ...
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【マリみてSS(蓉子×祐麒)】気持ちがミステリー 第五話
~ 気持ちがミステリー ~<第五話> 九月に入ると、当たり前だけど二学期が始まる。でも、大学の後期は九月の中旬にならないと始まらない。 だから必然的に、祐麒くんのシフトとあわなくなった。また、花寺 ...
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【マリみてSS(蓉子×祐麒)】気持ちがミステリー 第四話
~ 気持ちがミステリー ~<第四話> 暑い。 青い空、白い雲、照りつける太陽、押し寄せては返す波、焼けるように熱い砂、響き渡る歓声、そして思い思いの水着に身を包んだ男女。 確認するまでも無く、こ ...
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【マリみてSS(蓉子×祐麒)】気持ちがミステリー 第三話
~ 気持ちがミステリー ~<第三話> あの、飲み会の日から三日後。私は、更衣室で制服に着替えながら、あの夜のことを思い出していた。この三日間で一体、何度、思い出しているだろうか。 告白されることに ...
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【マリみてSS(蓉子×祐麒)】気持ちがミステリー 第二話
~ 気持ちがミステリー ~<第二話> アルバイトをはじめて、早くも二週間が過ぎようとしていた。勿論、私は職場では、まだ一番の新米なのだけれど。それなのに、なぜか知らないけれど、いつの間にか同僚達に色 ...
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【マリみてSS(蓉子×祐麒)】気持ちがミステリー 第一話
しまった。不覚だった。まさか、あんなところを見られるとは。 「いや~、蓉子がまさか、あんなねえ」 聖が隣でにやにやと笑っている。人の肩に馴れ馴れしく手を回しているが、それを振り払う気にもなれない。 ...