こんにちは、神門です。
主人公・熱川がシネマ部<通称:死ね部>のメンバーと、熱く映画の「あるある」を語ったりしちゃう映画あるあるコメディ、『シネマこんぷれっくす!』の6巻が発売されました!
この6巻が最終巻です。
ここまで楽しませてくれてありがとう!
ということで感想です!
作品情報
作品名 | シネマこんぷれっくす! |
著者 | ビリー |
出版社 | KADOKAWA |
紹介対象の巻 | 6巻 |
ジャンル | 映画あるあるをふんだんに盛り込んだコメディ |
作品の感想
前の5巻で最上級生だった祝先輩が卒業し、ガクトも二年生に進級しました。
そして死ね部にも、なんと新一年生が入部しています!
宮さんの弟の二郎くんと、押しの弱い女の子の岡本さんです。
いや、押しが弱いといいつつも、なかなかのツッコミ役でいい感じ。
ツッコミ不在になりがちなところを救ってくれる!?
あ、あと黒澤さんの妹のララちゃんは正式入部こそしていないものの入り浸っていて、ほぼ部員同然です。
「シネマこんぷれっくす!」 6巻 ビリー/KADOKAWAより 引用
3悪人(笑)とガクトに小津ちゃん、そして新たな一年生ズを加えての死ね部の活動はいつもと同じ・・・・
にはならず!!
もともとガクトは熱い青春を部活動に求めていたわけで、死ね部に求めるのは当然ながら自主映画撮影!
今までダラダラと1年間だべっていたわけですが、映画を撮ろうぜと熱く語るガクト。
そんなガクトの前に立ちはだかるのが3人の上級生。
彼女たちにはそれぞれ、映画撮影したくない理由があり・・・・
って、そういう理由かい!?
と、突っ込みたくなるような、分かるような。
「シネマこんぷれっくす!」 6巻 ビリー/KADOKAWAより 引用
まあでも、なんだかんだでガクトの熱意が通じて、本当に映画撮影をすることに!
映画撮影をするとはいっても、作品の方向性は変わりません。
作品の色んなところというか、あらゆる台詞、やり取りの中に映画ネタをぶち込んでくれます。
- バディものを熱く語る花さん
- 映画製作の合宿で訪れた湖畔、コテージ、森で、ホラー映画話に興じるメンバー
- チャック・ノリスを知らない人類がいることに驚愕する
などなど、メジャーどころからマイナーまで抑えたネタの勢いは最終巻でも途切れることはありません。
『シネマこんぷれっくす!』の魅力は、登場人物達の勢いとテンポの良い掛け合いにあると思っているので、最後まで続いてくれたことは非常に良かった!
掛け合いとあわせて見せてくれるのが、大好きなことを熱く本気で語ったり、ぶつかりあったりすることの楽しさだったと思います。
例え映画撮影をしていなかったとしても、そういった意味では確実に熱い青春を過ごしていたと思う。
ガクトは幸せ者だよ!
「シネマこんぷれっくす!」 6巻 ビリー/KADOKAWAより 引用
そして映画ネタとともに気になるのが、ガクトと小津ちゃん、そして黒澤さんだよ!
当然だよ!
ラブコメとして楽しんでいるわけじゃないけれど、逆に、だからこそこういうのが入れられると嬉しいというか。
特に黒澤さんファンとしてはね。
この巻で可愛い黒澤さんを見られて満足です!
いや、今までの巻でもチラホラ見せてくれていましたけれど、こんなあからさまな顔を見せてくれるとは。
いやー、可愛い!
天喜ちゃん!
そして、倒置法を使うなって。
そうですよね、まったくガクトときたら!
小津ちゃんも可愛くて好きなんですけど。
どうしても黒澤さん派なのです。
「シネマこんぷれっくす!」 6巻 ビリー/KADOKAWAより 引用
ということで楽しませてくれた『シネマこんぷれっくす!』が完結してしまうのは寂しいのですが、仕方ありません。
中途半端に打ち切りではなく最後まで描き切ってくれたので良かったです!
映画好きの人はもちろん、映画をあまり知らなくてもコメディとして楽しめる作品。
是非、手に取ってみていただきたい!
ビリー先生、次回作も楽しみに待っています!