【作品情報】
作品名:コミュニティナース ―まちを元気にする“おせっかい”焼きの看護師
著者:矢田明子
ページ数:272
ジャンル:実用書
出版社:木楽舎
おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
元気をもらえる度 : ★★★★★★★☆☆☆
こういう人におススメ! : 地域活性化とかに興味あり
コミュニティナース。
それは、見回りとか巡回とか、あるいはちょっとした話し相手とか、そういった活動を通して地域に安全を与える様な存在。
そういったコミュニティナースが全国に増えてきているらしい。
そんな活動を引っ張る著者、矢田さんがいかにしてコミュニティナースを立ち上げ、育ててきたかということを記載した一作。
まず、コミュニティナースという存在を始めてこの本で知りました。
ナースというから看護をするのかと思いきや、別にそうと決まっているわけではない。
コミュニティナースとはあくまでマインドというか、活動するにあたっての役割というか、そういったものを評したものにすぎない。
実際にやっていることは人によりけり。
ただ共通しているのは、地域で人の為、その地域の安全や安心のために自ら何が出来るか考え行動していること。
活動に携わっている人の声を聞くと、過去に自分が体験したこと。
あるいは現在の仕事や生活の中で感じていること。
そこから何かやりたいという熱い思いを持っているということだ。
当たり前だが、使命感や人のためにという思いだけでは、人は疲れてしまうし無理もある。
自分がやりたいことだからこそ、好きなことだからこそ、情熱をもって長く続けられる。
でも、それが難しいんですよね、仕事にしようと考えると。
でも、自分が幸せになれないのに、他人を幸せにできるのか?
これはまあ、そうだよね。
今の日本は少子高齢化社会が凄いスピードで進んでいて、老老介護も当たり前。
医療従事者や福祉、介護関係の仕事はきつくて報酬も多くないと聞き、なり手が不足しているともいいます。
そんな時代をどうにか過ごしていくには、こういった存在が地域に定着するというのも一つの考えですよね。
きっと昔は色んな場所で出来ていたことが、時代が変わってなくなった。
でも、できないわけじゃあない。
そう、思わせてくれる。
なんか上手くいったことばかり書かれている気もするが、駄目なこととかも書いて欲しい。
あと、強い思いや情熱持った人じゃないとできなさそう。今の生活もあるしね。
世の中、そんな人ばかりじゃないから。でも、万人向けなんてないだろうから仕方ない。
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