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【ブックレビュー】犯罪者 上(著:太田愛)

更新日:

【作品情報】
 作品名:犯罪者 上
 著者:太田 愛
 ページ数:528
 ジャンル:ミステリー
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 読み始めたら止められない度 : ★★★★★★★★★☆
 こういう人におススメ! : 時間を沢山とって一気読み出来る人

 

■作品について

とある駅前の広場で四人の男女が刺殺される通り魔事件が発生した。
その事件で唯一、生存した青年、修司。
修司は搬送先の病院で奇妙な男から「逃げろ。あと10日生き延びれば助かる」と警告される。
その直後、謎の襲撃を受ける修司。

なぜ、襲われるのか。
なぜ、10日生き延びれば助かるのか。10日後に何があるのか。

修司は警察内で異端児でありはみ出し者の相馬、そして相馬の古い友人である鑓水と三人で、事件の真相を追いかける。

■良かった点

相棒シリーズの脚本家、太田愛さんの小説デビュー作。
しかしながらさすがテレビで面白い脚本を書いているだけのことはある。
物語の冒頭から、先が気になって仕方ない展開を繰り広げてくれる。

五人が襲われた通り魔事件で、四人が死亡したのに唯一生き残った青年、修司。
ただの通り魔事件ではなく、その後も狙い続けられていくことになる。
一人でなら逃げきれるはずもないが、そこにはみ出し刑事の相馬、元テレビマンの鑓水が加わり、知恵と体力と瞬発力、それぞれの武器をもとに事件に立ち向かう三人。
それぞれ個性が異なり、得意なことが異なる三人。
だからこそ、三人で力を発揮することが出来る。

物語は息をつかせる間もなく展開されていく。
事件の真相にあるのは、ある大企業のミス。
そして政治家との癒着。
それ自体はありがちな構図かもしれないが、中にいる人間たちの考えや行動が読ませてくれる。
主人公格の三人だけでなく、事件に大きく関わっている真崎、中迫。

登場人物が魅力的というのは読み進めていくうえで大きい。

頑張れ、なんとか立ち向かって欲しいと応援したくなり。
こんな奴に負けるな、こいつの鼻をあかしてやりたいと、適役は憎みたくなる。
そう思わせてくれた時点で半ば作品として勝利している。

スピード感のある展開、その中でハラハラドキドキさせてくれ、物語の構成もしっかりしている。
一級のエンタメ作品で、これでまたドラマや映画にもできる一作。
一気に読んで、下巻にいこう。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

都合の良い展開、うまいこといっちゃうところとかは突っ込まない!
そんなこといったらエンタメ作品、作れませんからね。

 

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感想(1件)

 

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