みなさんこんにちは、神門です。
アジイチ先生の『できそこないの姫君たち』が完結しました!
ということで6巻の感想です!
作品情報
作品名 | できそこないの姫君たち |
著者 | アジイチ |
出版社 | 竹書房 |
紹介対象の巻 | 6巻 |
ジャンル | 百合ラブコメ |
作品の感想
5巻にて黒川にキスしてさらには告白してしまった藤白。
おいおい、そこで続くんかい!?
という状況で待たされてのこの6巻です。
5巻の次号予告のところで分かっていましたが、はじめは暗くて重い展開!
藤白の告白を受け入れられない黒川。
何せ、「あの藤白」が自分自身のことを好きだなんて言うんです。
その告白を受け入れられない黒川。
ただその理由が、
「憧れていた藤白七姫が、自分のことなんか好きにならないでほしい」
というもの。
藤白と付き合うということは、藤白と対等であり特別な関係になるということ。
自分はそんな特別になどなれない、なっちゃいけない、なんていう理由で藤白の思いを受け入れられない。
いやー、なんて酷いこじらせ!
まあ、そういう風に思う気持ちもわからなくもない。。。かな?
もしも自分が大好きな芸能人に告白されたら、とか、そういうことですかね。自分なんかじゃ釣り合わないじゃん!
それじゃあ、自分の理想としていた貴方じゃないんだよ! みたいな??
「できそこないの姫君たち」 6巻 /アジイチ 竹書房より 引用
黒川の答えを聞いて寝込んでしまう藤白。
そんな藤白を心配したのは泉。
藤白から話を聞いた泉は黒川を怒ります。
でも、黒川を動かしたのは、実は美樹だったりします。
藤白と黒川のキスシーンを目撃し、さらに黒川と泉が話をしているのを聞いてしまった美樹は激怒します。
あまりに自分勝手な黒川の言い分に我慢がならなかったのでしょう。
抱えていたものを爆発させます。
泉と美樹に言われて、黒川は気が付きます。
自分の思いは、単に自分の理想を藤白に押し付けていただけだと。
まー、あんな理由で断ったんじゃあ、怒りもしますわね。
「できそこないの姫君たち」 6巻 /アジイチ 竹書房より 引用
他の皆に背中を押されて藤白に改めて会いに、話に行く黒川。
というのは、まあ王道の展開。
それまでの黒展開からようやく二人が正面から向き合い、そしてついに思いが通じ合い。
ここからイチャイチャ展開か!?
と思わせておいて終了かい!?
と物足りない方には、別売りで「未収録作品集」が発売されています!
こちらでは二人の後日談や、修学旅行のときの話や、泉といろはの後日談とかも載っています。
泉×いろはファンの方は是非にこちらも!
きっと四人いずれも、色々とありながらも幸せに生きていくんじゃないかと想像させてくれます!
全く違う二人だからこそ、きっと長く続くということもあるでしょう。
「できそこないの姫君たち」 未収録作品集 /アジイチ 竹書房より 引用
最後まで無事に走り抜けて大団円を迎えた本作。
アジイチ先生、お疲れさまでした!
そしてまた次回作を楽しみにしています!