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ミステリー 書評

【ブックレビュー】永劫館超連続殺人事件 魔女はXと死ぬことにした(著:南海遊)

更新日:

【作品情報】
 作品名:永劫館超連続殺人事件 魔女はXと死ぬことにした
 著者:南海遊
 ページ数:368
 ジャンル:ミステリ―
 出版社:講談社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 トリックの秀逸度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : タイムリープ、ループものがすきな人

■作品について

「私の目を、最後まで見つめていて」
そう告げた『道連れの魔女』リリィがヒースクリフの瞳を見ながら絶命すると、二人は1日前に戻っていた。
母の危篤を知った没落貴族ブラッドベリ家の長男・ヒースクリフは、3年ぶりに生家・永劫館(えいごうかん)に急ぎ帰るが母の死に目には会えず、葬儀と遺言状の公開を取り仕切ることとなった。
葬儀の参加者は11名。ヒースクリフ、最愛の妹、叔父、従兄弟、執事長、料理人、メイド、牧師、母の親友、名探偵、そして魔女。
大嵐により陸の孤島(クローズド・サークル)と化した永劫館で起こる、最愛の妹の密室殺人と魔女の連続殺人。
そして魔女の『死に戻り』で繰り返されるこの超連続殺人事件の謎と真犯人を、ヒースクリフは解き明かすことができるのかーー

■良かった点

特殊設定ミステリー。
『道連れの魔女』は、死んでも1日前に戻ることが出来る。
その際、死ぬ前に最後に両目をあわせた人を道連れにして戻ることが出来る。
いわゆる、「死に戻り」によるタイムリープ、そしてループ。
そこに道連れを伴う設定を追加したことにより、更にミステリーを複雑にさせる。

密室殺人の被害者は、主人公の妹。
主人公は妹を助けるべく、『道連れの魔女』とともに真犯人を探すが。
毎回毎回殺されてしまう、主人公の妹と魔女。
館にいるのは他に叔父、従兄弟、執事長、料理人、メイド、牧師、母の親友、名探偵。
誰が、何の目的で、どのようにして殺害しているのか?

とにかく設定を上手く使った物語である。
その真相を教えられた時、複雑で最初はちょっと上手く解釈できなかった部分もあった(笑)
トンデモ推理ではなく、設定の範囲内できちんと本格。

ラストは、物語として続きも書けそうな感じだけに、ちょっと続編も期待したり。
でも設定が特殊すぎるだけに、なかなか新たな謎を作るのは難しいかもしれない。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

ちょっとトリックが複雑で、理解でき辛いかもしれない。

 

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