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ミステリー 書評

【ブックレビュー】フィフス(著:飛鳥部 勝則)

更新日:

【作品情報】
 作品名:フィフス
 著者:飛鳥部 勝則
 ページ数:132
 ジャンル:ミステリ―
 出版社:(株)書泉

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 世界観の強烈度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 独特の世界観と魅力的なキャラに惹かれる

■作品について

大学生の鈴森一気は、夜中斧で人間を切り刻む美少女「蘭冷」と出会い、殺されかける。
刃を突きつける彼女が発したのは、一方的な命令だった。
「命は助けてやる。条件付きでね。今日からお前は私の奴隷だ」

■良かった点

飛鳥部勝則氏がかつて発表した短篇「フィフス」に、その続きとなる書き下ろしを追加した一作。
芳林堂書店が行っている復刊と同様、こちらは同人誌のような扱いで新たに発売されました。

本作はミステリ―なのかホラーなのか、はたまた単なるエンタメなのか。
迷い込んだ工場跡で、人を斧で斬殺する美少女を発見する主人公。
目撃してしまったことから、少女「蘭冷」に目を付けられ、奴隷(?)となる。

果たして主人公がみたのは本当に現実なのか。
少女の目的は何なのか。
「フィフス」とはどういうことか。

独特の世界観を構築し、その中で数少ない登場人物がこれまた変な人ばかり。
主人公と蘭冷、そして主人公と同じボロアパートの住む眼鏡少女。

内容だけを聞けばグロくて残酷だけど、読んでいると不思議とそんな感じはしない。
蘭冷が斧を振り回している姿を想像すると、絶妙な美しさすら思い浮かべるのは間違いなく表紙の功績だろう。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

なんというか、好きな人は好き、あわない人はあわない。
そういう作品だと思う。

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