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【ブックレビュー】ゴーストハント5(著:小野不由美)

更新日:

【作品情報】
 作品名:ゴーストハント5
 著者:小野不由美
 ページ数:416
 ジャンル:ファンタジー、エンタメ
 出版社:メディアファクトリー

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ホラー風味増幅度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : シリーズが好きな人

■作品について

増改築を繰り返した結果、迷宮のような構造を持つにいたった巨大な洋館。
長年放置されていたその館の周辺で行方不明者が相次ぐ。
突然現れたナルの師匠という女性。
彼女が持ってきた依頼は、長野県の山中にある広大な屋敷の調査だった。
だが調査隊はSPRだけではない。日本中から名だたる霊能者や心霊研究家も集められていたのだ。
尋常でないのはそれだけではない。
館の内部や外部の構造を調べるうち、麻衣たちは建物のあちこちに不審な空洞があることに気づいた――。
そして、事件は起こった。
館にいる人間が姿を消し始めたのだ。
徐々に明かされていく血塗られた館の過去。

■良かった点

シリーズ5作目。
ホラー風味がさらに加速しています。

一行が訪れたのは、増改築が繰り返されてどのような構造になっているか分からないような巨大な館。
これは「館」シリーズとしていけますかね。
その館で発生した失踪事件の解決のため、館を探索するのですが。
探索していく中で、同じように呼ばれた各種の専門家スタッフたちが一人、また一人と不明になっていく。
何が起きているのか?
館には何が隠されているのか?
持ち主の秘密は?

ということで。
ホラー風味というかが増しているのは、やはり主人公である麻衣の能力が強くなっているからでしょう。
夢での霊との邂逅。
それがより強く、よりリアルになることで、麻衣の目を通して読者にも恐怖を伝えるようになっている。
特に今作は血生臭さがより強い。
今までは霊としての怖さを出してきたけれど、今回は実際に犠牲者が出るリアルな恐怖も出してきている。
ホラーとしてある意味正統なのか?
ラストまで救いがないというか、こういう解決しかないか、というか。

一方でいつもの面々のかけあいは健在なので、そういう意味で怖さを軽減させている。
更にナルの師匠が登場したりしてまた新たな展開も。
ナルの家庭環境についても少し触れられたりして、徐々に明かされていく真実。
シリーズとしての楽しみも与えてくれています。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

今回は調査の中で実際の死者、犠牲者が出てしまいます。
今までは過去の事件の死者とかだけだったと思うので、そういう意味で怖いですね。
その亡くなり方も・・・

 

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