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【ブックレビュー】雨の降る日は学校に行かない(著:相沢 沙呼)

更新日:

【作品情報】
 作品名:雨の降る日は学校に行かない
 著者:相沢 沙呼
 ページ数:240
 ジャンル:エンタメ
 出版社:集英社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 重苦しい度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 既に思春期を過ぎて過去を客観的に観れる人

 

■作品について

中学生の女の子の、その年代にある悩み、苦しみ、そういったものを描いた6編。
学校という閉ざされた世界の中で生きづらさを抱え込んだ少女。
でも、苦しさだけではない。
見えていなかったけれど、そこには希望もあるはずなのだ。

■良かった点

題材は女子中学生。
この頃の子達は色々とありそうですね。
小学生から中学生に上がり、化粧をするようになったり、お洒落に目覚めたり、恋をしたり。
もちろん小学生の頃からあるのでしょうが、中学生くらいからより顕著になるのでしょうか。

そしてその中では、明るく楽しいだけではなく、いじめであったり不登校であったり、その環境になじめない子が出てくるのも、いつの時代でもあることだと思います。
特に男子に比べて女子の方が特定の集団を作り、その集団の間での差が激しいような気がします。
男も、ちょっとイキっているグループ、普通系のグループ、ややオタク系のグループ、なんて分かれたりもしますが、それぞれのグループ間でそこまで断絶はなかったような気がします。

読んでいると、女の子達の置かれた境遇に辛くなってくる。
いじめているつもりなんてない、そう思っている周囲の女の子達の容赦ない攻撃。
無邪気にばか騒ぎする男子(でも、男はそんなもんだとも思う)
クラスの状況、生徒の感情など全く理解できていない教師。
そういうものの中で歯を食いしばって学校に足を運ぶ。
彼女たちには学校という世界しか存在せず、学校に行かないということは普通ではなく変なことだから。

はっきりいって重くて暗いので、精神的に落ちている人が読まない方が良い気はします。
ですが、救いがないわけではない。
都合よくいじめがなくなったり、周囲に溶け込めるわけではない。
でも、最後に救いを見せる。
その救いの手をつかんで動くことも出来るのだよと告げてくれてもいる。
とはいえ、ちょっと同じような境遇にいる中高生には読ませない方が良いかと思います。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

タイトルや表紙だけ見ると、明るい青春ものに勘違いするかもしれません。
読む際にはそれに騙されないようにする必要があります

 

雨の降る日は学校に行かない (集英社文庫)

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