当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

エンタメ 書評

【ブックレビュー】地獄の犬たち(著:深町秋生)

更新日:

【作品情報】
 作品名:地獄の犬たち
 著者:深町 秋生
 ページ数:440
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 どっぷりハマって読みたい度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : バイオレンスに酔いたい人

 

■作品について

警察官である男が、ヤクザ組織に潜入捜査。
しかもただの潜入捜査ではない。率先して汚れ仕事をこなし、手を汚し、ヤクザ組織を駆け上がっていく。
その男、兼高昭吾の最終標的はヤクザ組織・東鞘会会長である十朱の首。
外道たちの挽歌、ノンストップ・バイオレンス・エンターテインメントの一冊。

■良かった点

これは本当にノンストップ、一気読みしてしまう勢いがあります!
久しぶりに、ガーッ! と読んでしまった。

え、本物の警察官が任務とはいえヤクザの組織に潜入捜査?
しかもそこで本当に人を殺しまくる!?
それで組織をヤクザとしてのし上がっていく?

細かいことを突っ込んではいけません。
勢いに任せて読んでいく、血で血を争うバイオレンスアクションであり、エンターテインメントなんですから。

読んでいて「あーっ」となるのは、兼高がヤクザ組織で信頼を得て、親分達には仕事を任され、弟分たちには慕われ、ヤクザとして仲間との絆を深めていくこと。
自分の居場所だと思いそうになる。だけど、いずれは皆を裏切らねばならない。いや、最初から裏切っているのだ。
警察官なのに悪行どころか敵対する相手を殺し、一人で嘔吐する兼高。
仲間と一緒にいると勘違いしそうになる。
その板挟みの苦悩にどんどん苦しめられていくのが読んでいて伝わってくる。

ヤクザですよ。人の弱みに付け込んでしのぎをけずる、鬼畜であり人でなしであるのに、共にいると人情味に溢れているとも感じられる。そんな奴らが読んでいると愛しくなっていく。
みんな、どこかネジのとんだヤツらばかりだというのに。

これが深町ワールドか!
と思わせてくれました。

楽しかった!

■ここが改善できるともっとよかったかも?

バイオレンスが苦手な方は読まないように。
血を流すどころか、凄惨な戦い、死がゴロゴロと待ち受けています。

 

地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】 (角川ebook)【電子書籍】[ 深町 秋生 ]

価格:1,188円
(2019/5/4 13:00時点)
感想(0件)

地獄の犬たち【電子書籍限定!書き下ろし短編収録】 (角川ebook)

 

応援クリックいただけると幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

アドセンス1

スポンサーリンク

アドセンス1

スポンサーリンク

fam8インフィード広告2×4+5連

-エンタメ, 書評
-, , , ,

Copyright© マリア様の愛読書 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.