こんにちは、神門です。
方言って難しいですよね。
その地に昔から住んでいる人にとってはそれが当たり前のことでも、他の場所からやってきた人にはとんとわからないものです。
そんな方言を題材にしたラブコメ「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」1巻の感想です。
作品情報
作品名 | 沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる |
著者 | 空 えぐみ |
出版社 | 新潮社 |
紹介対象の巻 | 1巻 |
ジャンル | 方言推しラブコメディ |
作品の感想
中村照秋は東京から沖縄にやってきた高校生。
いきなり沖縄の高校に入学したところで戸惑うしかないところですが、照秋にとってそんなことはありません。
なんといっても、同じクラスに好きな子が出来たからです。
しかし、うきうきの高校生ライフになるかと思いきや、なかなかそうもいきません。
なにせ、照秋が好きになった喜屋武さんの話す方言がさっぱりわからないからです!
意思疎通が出来なければ恋愛だって厳しい!
でもそんな昭秋をサポートしてくれるのは同じクラスの比嘉さん。
いつも喜屋武さんの話す方言を訳してくれる優しい子ですが、それも比嘉さんが照秋のことを好きだから!
こうして沖縄を舞台に、ちょっと変わった三角関係(?)の恋愛がスタートするのでした。
「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」 1巻 空えぐみ/新潮社より 引用
これはあれですね、方言を題材にしたラブコメ、というよりも
そんなラブコメをもとにした、沖縄の魅力を伝える漫画ですね。
あと、沖縄あるある、とでもいいましょうか。
私は沖縄県民ではないのでその真偽のほどまでは分かりませんが、きっと沖縄在住の方であれば、
ああ、そうそう、そうだよねー
とか
いや、そんなことないだろー
みたいに共感したり、あるいは異論を出したりしながら楽しめるのではないでしょうか。
「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」 1巻 空えぐみ/新潮社より 引用
ヒロインは二人
- 明るく元気な喜屋武さん
- クールで恥ずかしりやな比嘉さん
どちらも魅力的な女の子です。
喜屋武さんは方言ばりばり、こんな風に話されたら照秋ならずとも、理解するのは困難なことでしょう!
でも、東京からいきなり沖縄にきた照秋をクラスに馴染ませようと積極的に話しかけてくれた優しい女の子。
比嘉さんは見た目クールな美少女なれど、中身は乙女で恥ずかしがりやな女の子。
照秋のことを好きになって、でも内気で話しかけることができないところ、喜屋武さんの「通訳」の立場になれば自然と会話が出来る!
という理由で喜屋武さんの方言を訳す役割に自ら就いたという可愛らしい女の子。
二人の女の子と照秋を中心に、沖縄の文化とかを漫画で見せて楽しませてくれる作品です。
「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」 1巻 空えぐみ/新潮社より 引用
私が沖縄に行くのは年に一回、それも特に地元の方と交流するようなことでもないので「確かに!」とか思うわけではないですが、沖縄ってきっとこうなんだろうなーと思わせてくれます。
- 照秋は喜屋武さんを振り向かせることが出来るのか?
- それとも比嘉さんが照秋を振り向かせることが出来るのか?
沖縄を楽しむのももちろん、三人の関係もこの先楽しみです。
でも作品の雰囲気的に、ギスギスどろどろしたものにはならないと思います。
そうなったら嫌ですよ・・・・