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エンタメ 書評

【ブックレビュー】愛じゃないならこれは何(著:斜線堂有紀)

更新日:

【作品情報】
 作品名:愛じゃないならこれは何
 著者:斜線堂有紀
 ページ数:256
 ジャンル:エンタメ
 出版社:講談社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 人を好きになるって怖い度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 狂った愛を見てみたい人

■作品について

『ミニカーだって一生推してろ』
二十八歳の地下アイドル、赤羽瑠璃は、その日、男の部屋のベランダから飛び降りた。男といっても瑠璃と別に付き合っているわけではない、
瑠璃のファンの一人で、彼女が熱心にストーカーしているのだ。侵入した男の部屋からどうして瑠璃が飛び降りたのか、話は四年前にさかのぼる――。

等、斜線堂有紀が送る恋愛小説集。

■良かった点

斜線堂さんが描く”愛”をテーマにした恋愛集。
とはいえ、書くのは斜線堂さんです。
ただの愛じゃあない、そこにあるのは「狂った愛」
狂気を宿したというか、どこかネジの外れたような愛ばかりが5編収録されています。

全く売れていなかった地下アイドルの赤羽瑠璃。
ある日ネットで赤羽瑠璃のことを呟いているファンを始めて発見。
そこからそのファンのことばかりを考え、見つけ出して探し出して、アイドルがファンをストーキングするようになる。
とか。

気になった、なぜか一目ぼれした会社の後輩。
その後輩に気に入られるため、好きでもないサッカーを観るようになり、食べ物の好みも変え、やったこともない登山もする。
今までの人生で好きだった映画も観なくなり、小説も読まなくなり、自分でもおかしいと思うのに止められない。
堕ちる。
行く先が地獄だと分かっていても突き進んでいくOL。

等々。
きっかけというか、その理由というかは理解できる。
でも、そこから始まる狂った愛というのが斜め上に走っていく。
愛というのは、恋愛というのは時にそうなのかもしれない。分かっていても止められないのかもしれない。
そういう姿を見せてくれる作品。

現実で起きている事件なんかも、案外、こういうことなのかもしれませんね。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

恋愛小説は苦手なのですが。
こういう恋愛小説なら良いかも(笑)

 

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