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エンタメ 書評

【ブックレビュー】今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました1(著:丸戸史明)

更新日:

【作品情報】
 作品名:今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました1
 著者:丸戸史明
 ページ数:260
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 やっぱ丸戸節だよね度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 一筋縄ではいかない恋愛モノを読みたい

■作品について

タ~君とは10年来の幼なじみ。気持ちは近づきすぎてて、距離感は見誤りそうもないほどに近くて寄り添っていて、そして変に交わらない、絶妙な幼友達の関係……って、そんなわけあるかぁぁぁぁ~!!
彼の部屋でさりげなく背中を密着させたり、登校時間を合わせて思いがけぬ邂逅を装ったりしてるのに、ずっと一緒だったから感覚が麻痺しちゃって、どんなアプローチも空回り!
もうどうすればいいの!?
あ、でも、誰にも告られてないって言ってた。
ってことは、まだ望みはあるよね? タ~君と、恋人になれるよね……?
白坂陽花梨、16歳……。今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました。

■良かった点

丸戸先生の新作は幼馴染もの。
主人公は女の子の方で、幼馴染で、家庭の事情もあって当たり前のように男の子の方の部屋で過ごしたりする関係性。
なんとも思っていなかったのに、高校一年のあることがきっかけで意識しするようになり、好きになってしまった!
だけど今さら・・・どうしたらよいのか。
そんな白坂陽花梨が奮闘する物語?

幼馴染だけど、当たり前だが高校は異なる学校。
同じような学力で、なんてそうそうないですよね。
陽花梨視点で、同じ学校に通う女の子の友達とわちゃわちゃしたり、作戦を練ったり、焚きつけられたりしながら。
好きになった幼馴染の男の子を相手に、どうしても踏み出せない様子を描いて。
それでもちょっとずつは近づいているような感じで?
このまま両想いになれるのかな。
相手もなんだかんだ陽花梨のことを気にしているようで、このまま想いが成就するのかな。
そう思わせておいて、そう簡単にいかせないのが丸戸先生。
あー、そうきたかー、と。
いや、上手い感じで匂わせてはいたんですけれどね、やっぱり書き方が上手いからそう簡単に感じ取らせない。

読み手を主人公の陽花梨に感情移入させる。
この子にうまくいってほしい、思いが成就して欲しい。
そう思わせる子に描きあげている。
頭が良くて優等生なんだけど、結構なポンコツ。
そんな陽花梨だから幸せになって欲しいと思わせるんだけど、そう一筋縄でいかないのが丸戸作品。

この1巻は大いなる序章。波乱に向けた幕開けでしかない。
さて、陽花梨の恋はどうなっていくのか?

■ここが改善できるともっとよかったかも?

改善というか、丸戸先生の作品ですから人を選ぶでしょうね。
要は、イチャイチャしているだけのラブコメを期待している人には向かない。
恋愛ってのは苦しく、傷つき、ぐちゃぐちゃになっていくもの。
そう、丸戸先生の書くのはラブコメではなく恋愛だ。
だからラブコメを期待している人は気を付けた方が良いのかもしれない。

 

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