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【ブックレビュー】紅い砂(著:高嶋哲夫)

更新日:

【作品情報】
 作品名:紅い砂
 著者:高嶋 哲夫
 ページ数:460
 ジャンル:エンタメ
 出版社:幻冬舎

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 リアリティ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : 世界の現実をエンタメで知りたい

■作品について

政府の圧政や麻薬組織の犯罪が続き、難民流出が絶えない中米の小国コルドバ。
米国は政府と麻薬組織の対立を激化させ、新たな指導者を擁立する計画を秘密裏に立てる。
指揮を任されたのは米国陸軍の元大尉ジャディス。
かつてコルドバ難民を死なせ、虐殺者の汚名を着せられた男。
降りかかる数々の困難を乗り越えてコルドバを変革することはできるのか?

■良かった点

独裁政権と貧困・麻薬。
日本に住んでいると遠い話にしか聞こえないけれど、現実的に、世界にはそういう国や地域があるはずで。
そういう場所では決して楽しめるような話ではない。
きっと本当にそういう状態なのだろう。
いや、現実はもしかしたらもっとひどいのかもしれない。

そういう腐敗し、国民が苦しんでいる国を救おうという壮大なスケールを物語に組みこむ。
だけど、外から助けたのでは意味がない、革命はあくまでコルドバの国民たちがなさなければならない。
ということで、圧倒的少数で政府軍に対抗する。
後方支援で情報は多く入ってくるが、兵士や武器は少ない。
そんな状況でいかにして政府に対抗するか?

こういう状況の国だと、兵士や国民の士気が大きな要素になるというのも分かる気がする。
歴史上、大軍が少数に負けるなんてことも実際にはあるわけで。
特に、近代武器ではなく、兵士の個々の能力や銃器に頼るような戦争ではそういうのが大事なのだろう。

テーマは重いかもしれないけれど、作品自体はスピーディに読み進めることが出来る。
エンタメとしての楽しみもあり、難民や移民といった問題を考えることにもなるかもしれない。
そんな、作品。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

うーん、なんだろう。
なんか物足りない。
実際は大変なはずなのに、きっと大丈夫なんだろう、と思わせられる何かがある。

 

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