こんにちは、神門です。
妖怪を題材にした作品、色々とありますねー。
「怪物くん」なんかもある意味妖怪ものでしょうし、「鬼太郎」ももちろん。
「ぬーべー」とか「ぬらりひょんの孫」とかもそうですね。
妖怪と仲良くなる、戦う、その方向性は色々とあるかと思いますが、「ようかい居酒屋 のんべれケ。」は
主人公の女の子が、美少女の妖怪から好かれ、時に脱がされ時に舐められ、変態風味盛りだくさんの、妖怪×百合コメディというなんとも妙な作品になっています!
作品情報
作品名 | ようかい居酒屋 のんべれケ。 |
著者 | nonco |
出版社 | 講談社 |
紹介対象の巻 | 1-3巻 |
ジャンル | キレキレハイテンションの人間×妖怪百合コメディ |
作品の感想
本作の主人公は女子大生の下金ひの。
ひのは色々なところでバイトをしてきたのですが、なぜかどのバイト先でも不運にまとわれ、バイト先の店も潰れてしまったりと酷いことになり、いつしかひのの噂は広まってブラックリスト扱いになるほどです。
生活のためになんとかバイト先を探したいひの。
そんなひのが辿り着いたのが、深夜営業のみという不思議な居酒屋さん。
どこのお店からも「出禁」扱いとなっているひのは願ったりかなったりと喜んで居酒屋のバイトをするのですが・・・・
なんと、その居酒屋のお客さんはみんな妖怪!
しかもひのは体内から妖怪を誘惑するフェロモンを発しており、それが故に数々のバイトでは不運を招いてきたという。
こうして、不思議な居酒屋で、ひのが発する誘惑フェロモンで興奮しちゃう妖怪を相手にひのの奮闘が始まるのでした。
「ようかい居酒屋 のんべれケ。」 1巻 nonco /講談社より 引用
というのが大まかなあらすじです。
居酒屋にやってくる色々な妖怪との絡みが続いていくわけです。
作品のあらすじだけを読むと、
ついていない女子大生(ひの)が、妖怪に懐かれて振り回され、なんともトホホな人生を送っていくようなコメディを思い浮かべるかもしれませんが、うん、とんでもない!
確かにひのは色々振り回されはしますが、それと同時にしたたかというか、むしろ妖怪さんを上回るくらいぶっ飛んでいるような女の子です!
いや、変態的といいますか。。。
「ようかい居酒屋 のんべれケ。」 1巻 nonco /講談社より 引用
はじめこそいきなりの妖怪の存在に驚き、混乱し、戸惑うのですが。
食べるため、生きていくためには働かないといけない。
他の店では疫病神扱いされたけれど、この店では相手が妖怪とはいえ喜んでもらえる。
ということで仕事を続けることを決意します。
そしてまあ、見事に馴染んでいくというか、むしろそのテンションとノリで変態度数は指数関数的にUP!
妖怪たちの変態さと勢いはもちろんですが、それもこれもひのというキャラがいてこそ。
キレのよいギャグとはよくいいますが、この作品はもっとこう、イカレているという方が近いかも。
リアクション、表情、反応。
ギャグと色香が絶妙にマッチして、エッチな事もあるしエッチな描写っぽいのに、エロさをあまり感じさせないという。
「ようかい居酒屋 のんべれケ。」 3巻 nonco /講談社より 引用
出てくる妖怪はみんな美少女。
さらに居酒屋の先輩であり大学の先輩であるのぞみさんも美人で、ごく当たり前に百合の関係になっています。
ギャグが強いのですが、時に見せてくれる百合がまた良いアクセントをきかせてくれます。
特にのぞみさんがひのに甘々で恋愛ヘタレキャラというのが良いです
「ようかい居酒屋 のんべれケ。」 2巻 nonco /講談社より 引用
とにかく、ハイテンションというか、予想しない方向に全力できりもみジャンプするようなところが実に清々しいです。
これから更に出るであろう新妖怪さんとの絡み、そしてのぞみさんとの百合展開の進展(あんまなさそう?)も楽しみにしたい一作です。