こんにちは、神門です。
芸能界を舞台としたサスペンス?
期待の一作、『推しの子』の2巻の感想です!
作品情報
作品名 | 推しの子 |
著者 | 横槍メンゴ、赤坂アカ |
出版社 | 集英社 |
紹介対象の巻 | 2巻 |
ジャンル | 芸能界を舞台にしたサスペンス? |
作品の感想
2巻の感想なので、1巻は読んでいる前提でのネタバレはありで!
1巻において、アイドル・アイが生んだ双子の片割れになぜか転生してしまった主人公。
しかも、双子のもう片方の女の子の方も同じように別人が転生しているという驚き。
さらにそれだけにとどまらず、やがて母親でありアイドルであるアイが何者かによって殺害されてしまうという衝撃の展開。
時は流れ、主人公双子の男女、瑠美衣(ルビイ)と愛久愛海(アクアマリン)は母親と同じ芸能の道を進む。
それぞれの思いを持って・・・・
というのが1巻まで。
この2巻では、ルビーとアクアがいよいよ芸能活動に参画しはじめることになります。
だけど、二人の思いはまた別のもの。
ルビーは、生前は母親であるアイのことが大好きであり大ファンでもあった女の子。
病気で何をなすこともなく命を落とした彼女は、アイの娘として生まれ、恵まれた容姿を活かしてアイのようなアイドルになりたいと願います。
アイが見せてくれた夢を、自分が叶えるのだと、前向きに活動をしています。
一方でアクアは、芸能界で殺害されたアイと同じ轍は踏ませたくないと、ルビーの芸能界入り、アイドルになりたいという夢には反対の立場です。
それでも芸能界の中に位置しているのは、アイを殺害した犯人を探し出すため。
あくまでその手段として、芸能界の端に身を置くことを選んでいる。
「推しの子」 2巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社より 引用
この2巻では、二人が芸能科のある東陽高校に進学することになります。
本格的に芸能活動を始めるのはまだこれから、アイが子供を産んでいたなんてのは秘密なので、何の実績も後ろ盾もない二人です。
※なお、芸能科に入ったのはルビーだけで、アクアは一般科に入学しています
そんな高校で出会ったのが、幼少時に映画撮影で共演した天才子役の少女、有馬かな。
子役のときはなかなかいけ好かない感じだったかなですが、これが良い子に、魅力的に成長しています!
子役の頃から今の高校生に至るまで色々と辛酸も舐めてきたかな。
それでも役者として芝居に真摯に向かい合っている彼女の姿は好ましく思えます。
ただ独りよがりの演技をするだけじゃない、他の役者の演技レベル、ドラマが何を求めているのか、監督や視聴者が何を求めているのかを考えて演技する。
ホント、良い子になったものです。
かなに誘われて急遽、ドラマに出演することになったアクア。
もちろんアクアには目的があり、その目的に近づくための手段の一つとしてドラマに参加するのですが、かなの良さが引き出されていました。
「推しの子」 2巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社より 引用
ドラマの撮影も終えていよいよ本格的に学園生活がスタート!
しかし同じ芸能科の中で、ルビーは周囲の生徒に怯んでしまいます。
当たり前ですが周囲にはモデルをやっている女の子や女優の女の子などがいて、まだ何の活動もしておらず認知されていないルビーは焦ります。
はやく自分もアイドルとして活動したい!
と言うルビーですが、そう簡単にアイドルグループを作れるはずもありません。
他の事務所に所属しておらず、可愛くて性格も良くて人気も出そうな女の子がいれば・・・・
ということで目を付けたのが有馬かな。
「推しの子」 2巻 横槍メンゴ、赤坂アカ/集英社より 引用
そんな感じで、この巻ではとにかく有馬かなが目立ちました!
1巻のときはここまで大きく出てくるキャラになると思いませんでしたが、良い感じに成長して、ルビーとアクアの仲間(?)になって、ちょっと嬉しい誤算です。
芸能活動は進展するも、アイの殺害犯人を捜すのはなかなか進展しない。
だけど新しい仕事は入ってくる。
アクアがすることになった次の仕事は・・・・?
これまた気になる、続きが読みたいです!