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エンタメ 書評

【ブックレビュー】学校一の美少女と親友同士の恋愛相談に乗っていたら、いつのまにか彼女が誰よりも近い存在になってた件(著:鉄人じゅす)

更新日:

【作品情報】
 作品名:学校一の美少女と親友同士の恋愛相談に乗っていたら、いつのまにか彼女が誰よりも近い存在になってた件
 著者:鉄人 じゅす
 ページ数:280
 ジャンル:エンタメ
 出版社:集英社

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 ヒロインの魅力度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 勘違いから始まるラブコメが好き

■作品について

高校生の小暮涼真は、幼馴染で親友の平沢獅子から恋愛相談を受ける。
モテモテなのに恋愛事には無関心だった獅子の唐突な告白に涼真は驚くのだが、好きな相手がクラスメイトの大人しい女子である大月雫だと知り、その手助けをすることに…!
親友のために雫の情報を探っていた涼真だったが、突然学校一の美少女である朝比奈アリサに呼び出されてしまう。
雫の親友である彼女は、涼真が雫のことを好きだと勘違いしていて…!?
アリサの勘違いで涼真は奔走! そして次第に近づく涼真とアリサ、親友同士の恋の先に待つ自分たちの結末は――。

■良かった点

タイトル通り。
っていうかラノベは物語展開通りのタイトルになりますけどね。

主人公側の二人組と、ヒロイン側の二人組。
主人公の涼真は幼馴染の親友から恋愛相談を受け、その恋を叶えるために涼真が恋愛相談をしたのが学園一の美少女アリサ。
アリサは、親友が恋する女の子の親友だから。
だけど親友の恋愛事情を簡単に明かせない涼真は、自分がその子のことを好きだということに恋愛相談をして。
恋愛相談をしているうちにアリサと親しくなり、距離が近づいていく。
アリサの方も、普段は男を近づけないガードの固さがあるのに、涼真に対しては気を抜いてしまう。
というのも、お互い相手の存在が自分の親友に似ているから。
ある意味、自分の親友の世話をしているような、相手をしているような、そんな雰囲気になるから近づいていく。

設定としては分かりやすく、なぜか二人の気が合うというのも理解しやすい。
いや、そこまで似ているもんか!?
というのはあるけれど、まあ、そこはラノベだし、多少の不自然さは気にしないということで。

相手が学園一のアイドルで、自分に気があるなんて思わない涼真はちゃんとした鈍感系主人公。
ただアリサのことを意識していないわけではなく、まあ過去にも何かあった模様。
逆にアリサの方がいつの間にか完全に涼真のことを好きになってしまったようで・・・

親友同士の中は決着したけれど、主人公とヒロインの仲はどうなるのか。
続きは出されるのですかね?

■ここが改善できるともっとよかったかも?

肝心の主人公とヒロインの関係はまだこれから。
ラストで涼真の過去に絡んできそうなキャラが出てきた感じで、次巻でどうなるのか、といったところでしょうか。

 

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