SF 書評

【ブックレビュー】サターン・デッドヒート(著:グラント・キャリトン)

更新日:

【作品情報】
 作品名:サターン・デッドヒート
 著者:グラント キャリン
 ページ数:410ページ
 ジャンル:SF
 出版社: 早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 おっさんとジュニアの友情度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : おっさんの青春冒険モノが好き

 

■作品について

土星で異星人の遺物が発見された。さらに土星近傍には同じような物体がいくつか隠され、異星人が太陽系に残した“贈り物”が分かるという。
かくして、その“贈り物”を手に入れるべく、土星を巡る争奪戦レースが開始された!

■良かった点

いやー、これは面白いです。

端的に言ってしまうと、異星人が残したと思われる謎の遺物を求めて土星を舞台にした宝探しレース。
もちろん奪い合いになるわけなのだが、激しく戦闘してとかそういうものではない。
技術的な問題を解決し、先に到達し、回収したものこそが勝利するレース。
だからこそ、知恵、技術、度胸、そういったものが必要となってくる。

主人公は、おっさんと天才少年というコンビ。
おっさんはレースに参加するくらいだから大層な男と思いきや、スペースコロニーの大学で考古学を教えている教授で、どう考えても激しい争いに参加するようなものではない。
天才少年の方も、ハンディを背負っている。

そんな二人がレースを通して友情を育んでいくという物語でもある。
ハードSFではあるが、科学技術的な部分は難しければ読み流しても大きな問題はない。
なんといっても本作の魅力は、おっさんと少年が繰り広げる熱い冒険物語であるから。

未知なるものへ挑戦する姿に、読んでいるこちらものめりこんでいく。
こんな作品でも、重版がかからず今や書店でも売っていないのが残念だが、中古であればお安く手に入るので、見つけたら是非、手に取ってもらいたい。

ハードSFでありつつ、ラノベ感もただよう熱い冒険もので、中で語られる土星の美しさにも圧倒される。
とにかく読み応え十分、スーパーエンタメSF作品です。
多くの人に読んでもらいたいなぁ。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

うーん、特にないかなぁ?
これはこの作品でとてもよく出来ているので。
あえていうなら、絶版にならずに書店で置いておいてくれると良いのに。

 

 

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