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漫画等の紹介・考察

『スキップとローファー』9巻感想。忘れられない夏を求め、地元石川に皆と一緒に!

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みなさんこんにちは、神門です。

アニメ「スキップとローファー」も良かったですね。

アニメ二期は制作されないのでしょうか?

まあその辺はおいておいて、9巻が発売されましたので感想です!

 

 

まさかのみつみと志摩くんの交際から、「なんか違う」ということでみつみの方から交際終了宣言しての9巻。

いやお互いに少し気まずいですよね。

正式な彼氏彼女、というのとは違うのかもしれませんが仮にも交際をしていたわけで。

終えた後も普通に友人として仲良くやっていけるのかどうか。

あるいは別れたあとに改めてどう相手のことをどう思うのか。

そういったことが描かれる9巻になるのではないかと予測して読んでみると。

最初に出てくるのは、山田、お前に彼女ができるんかい!?

いや、もともと山田の良いところに気がついていた友枝さんですからね、それはそれで良いんですが。

お前に最初に春がくるんかい!

と。

でも、山田の気持ちも分かります。

美人な結月のことが気になるのは、ある意味で当たり前のこと。

そして同時に、自分のことを気にかけてくれる女の子のことが気になるのも当たり前のことなのだから。

軽くてチャラそうに見える山田ですが、9巻のこの後では誠実なところも見せてくれますぞ。

自分のことを良く思ってくれている子がいたら、好きになっちゃいますよ

「スキップとローファー」 9巻 高松美咲/講談社より 引用

 

 

さて、山田の話は置いておいて。

この巻のメインは夏休みのお話。

三年生になれば受験もあるだろうし、友達とめいっぱい遊べるのもこの2年生のときだけかもしれない。

そう考えたみつみは、みんなで旅行にいかないかと提案します。

紆余曲折はありましたが、最終的にはみんなでみつみの実家に遊びに行くことに決定!

それも、志摩くんたち男性陣も誘って!

いや、高校時代に男女のグループで一緒にお泊まり旅行とか考えられましたか・・・?

こんな青春、なぁ・・・

メンバー同士での恋愛のゴタゴタがあまりないから、そういうこともできるんでしょうね。

まあ、志摩くん、ミカ、みつみ、といったところはありましたが、ディープな状態にまでなったわけではないですからね。

みつみが望んでいるのは、みんなと一緒に遊ぶ、忘れられない夏。

「スキップとローファー」 9巻 高松美咲/講談社より 引用

 

さて、肝心のその旅行。

さすがにみつみも、志摩くんとの距離に最初はちょっと戸惑うというか、遠慮をみせるというか、そんな感じになります。

一方で志摩くんの方も、みつみとの接し方に少し困惑もありつつ。

そして関係性が変わっていくのは志摩くんだけでなく、地元の親友であるふみとのことも。

親友といえど、暮らす場所が遠くなれば接することも減っていく。

みつみが引っ越した当初は毎日のようにしていた電話の回数も減り、お互いに友人や彼氏との時間が増えてお互いのことを思い出さなくなっていく。

寂しく感じるかもしれないけれど、それが当たり前であって、それで良いのだと。

そう、言葉にして思うふみは、この年にして立派だなぁ。

「スキップとローファー」 9巻 高松美咲/講談社より 引用

 

でもそうなんですよね、距離が離れても、会う機会が殆どなくても、幼い頃を共に過ごした親友って、おじさんおばさんになっても親友でいられる。

だって、小学生時代とかの黒歴史というか、変な時代の自分たちのことを知っているの、その時代の友人だけですからね。

大人になると色々と取り繕って作り上げた姿を見せていたりしますし。それが本当の自分でも、幼少時とは異なるし。

 

そんなことを感じる中、志摩くんの考え方というのがまた一つ明らかに。

迎井との会話の中で引きだされること。

自分のことを話そうとしない志摩くんに対し、迎井がどう感じていたか。

男同士、今までしていなかったようなことを腹を割って話すシーンもあったりして。

これね、どっちの言いたいことも分かる気がするが

「スキップとローファー」 9巻 高松美咲/講談社より 引用

 

この先の志摩くんの考えや行動にも影響しそうです。

男女の関係もそうですが、やっぱり同性同士、男同士だからこそ言えること、分かること、伝えられることってあると思います。

この旅行でまた新たな感情が芽生えるのか。

先がまた気になります!

 

 

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