こんにちは、神門です。
漫画業界を舞台にして描かれる、大人の青春群像劇!
今回も苦労がたえませんが、笑顔もたえません!?
『笑顔のたえない職場です。』の4巻の感想です!
作品情報
作品名 | 笑顔のたえない職場です。 |
著者 | くずしろ |
出版社 | 講談社 |
紹介対象の巻 | 4巻 |
ジャンル | 漫画家さんのほんわか百合風味コメディ |
作品の感想
3巻の感想で、3巻でメイン人物が出そろったのか? と書きましたが、やはりその人物たちで織りなす漫画業界の苦楽!
今回は(今回も?)梨田さんの存在感が増しましな気がしました。
自分の家で一人で漫画を描くのがさみしくていやで、双見先生の職場に入り浸り、もはや当たり前の存在に。
なんだけど、色々と面倒くさい(笑)
スピンオフの仕事を貰ったのはいいけれど、スピンオフはスピンオフで原作があり、原作ファンとか原作者に喜んでもらえる作品を描かなければならない。
原作が人気なら人気なほど、逆にプレッシャーが。
設定とか登場人物とか色々と決まっているのはやりやすい分、逆に制約やなんかもあるわけで、梨田さんは連載後決定鬱に突入するという・・・!
その後も、深夜にファミレスで双見先生とともにネームに悩み。
描き出すも思ったように進まず締め切りピンチになったり。
今巻はとにかく梨田さんの存在感が強かったです!
何気にキャラも強くていい味出しています。
「笑顔のたえない職場です。」 4巻 くずしろ/講談社より 引用
もちろん、ただ梨田さんだけを描いているわけではありません。
業界のことについても少しずつ新たなことを描いています。
今回は、単行本の表紙の装丁のため、デザイナーさんのもとに出向きます。
当たり前ですが単行本の表紙を漫画さん本人が全てやるわけではありません。
デザイナーさんだって仕事は大変。
色々な作品のデザインをしなければならないわけで、デザイナーさんにもよるけれど、その作品の中身を知らなければ、その作品らしさを出すのは難しかったり。
それに、デザインは「見た目」が勝負。
漫画などのように、「中を読んで評価してください」というわけにはいかに。
ぱっと見て、見た人にどれだけ訴えかけられるかが勝負であり評価。
だからこそ、それを少しでも出すために色々なことを考え、実践して、デザインしているわけですよね。
うーん。
私もデザイナーさんに依頼することありますが、出来上がりって自分の想像をはるかに超えるものばかりで、デザイナーさんって本当に凄いと思います。
「笑顔のたえない職場です。」 4巻 くずしろ/講談社より 引用
そうそう、メインのキャラが全員登場と書きましたが、今巻ではアシスタントのねこのてさんが上京して、オフラインで初対面もありました!
ねこのてさんは、作品の持ち込みを佐藤さんに見てもらうためにくるわけですが。
打ち合わせが全然うまくいかずに落ち込むねこのてさんを、双見さんと梨田さんが「漫画家あるある」で慰めるのがほほえましくも笑える。
こういうのは、実際に漫画を描いていないとわからない部分かもしれません。
そんな感じの4巻でしたが、間さんの活躍がちょっと少なかったかな?
出てはいるんですけどね、主張が弱かった。
でも最後で間さんも活躍しますのでご安心を!
あとおまけページの方でも可愛らしい姿を見せてくれます。
それでお腹いっぱいになれということか!!
「笑顔のたえない職場です。」 4巻 くずしろ/講談社より 引用
この先、また新たな苦労が描かれていくのか。
そして人間関係的なものは何か変わっていくのか?
そういったところも楽しみにしながら、次巻を待ちたいと思います!