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【ブックレビュー】スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ(著:知念 実希人)

更新日:

【作品情報】
 作品名:スフィアの死天使 天久鷹央の事件カルテ
 著者:知念 実希人
 ページ数:397
 ジャンル:ミステリー
 出版社:新潮社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 鷹央の変わらなさ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : シリーズ読者。ライトなメディカルミステリ―が好き

■作品について

外科医を辞め、内科医としての修業を積むべく、天医会総合病院の門を叩いた小鳥遊優は、そこで運命的な出会いを果たす。
天久鷹央。
空気を読めず、人とのコミュニケーションに難がある彼女は、しかし日本最高峰の頭脳を持つ天才女医だった―。
宇宙人による洗脳を訴える患者。謎の宗教団体。
そして、院内での殺人。
鷹央と小鳥、二人の出会いを描いた長編メディカル・ミステリー。

■良かった点

シリーズ6作目にして、小鳥遊と鷹央が出会いを描いた長編。
時系列的には、出版された順に読むと違っちゃうんですよね。
前の短編でも、まだ読んでいない事件の話とかが中であがったりしていましたから。
でも、発売された順に読んでいきます!

ということで本作では、まだ鷹央のことを知らない小鳥遊が、鷹央と出会い、付き合っていく過程を描いています。
が、まあ、最初からあまり変わらないような(笑)
いや、鷹央のことを知らなかったから色々と戸惑っているし、反応も違うと言えば違うのですが、小鳥遊の人の良さとか変わらないですし。
なんだかんだと鷹央に付き合っていますしね。
そして、鷹央がなぜそんな性格というか状態なのか、ということも本作で明示されます。

事件の方は、宇宙人による洗脳を訴える患者と、謎の宗教団体を巡るもの。
一気にオカルトというか、うさん臭くなりますね。
もちろん、そんな超常現象的なものはありません。
その謎を、鷹央が持ち前の好奇心と、事件に巻き込まれたことも踏まえて、解決に乗り出します。

ミステリ―とは言いつつ、やはり本作はトリックが何かとかを考えるものではない。
だって医学知識なんてないですからね。
人と人の関係性とかを描き、サスペンスをライトなタッチで描いているわけで。
今回は鷹央との出会いを描いたということもあり、改めて医院内での鷹央の立ち位置というか、他の医師からどう思われているかとか。
そういうところも描いたり、鷹央がどのような思いで統括診断部で働いているかとか、そういったところが描かれたのは良いですね。
小鳥遊の察しの悪さにはイラつくところがないとはいえないですが、こちらは本で読んでいるからそう感じるだけで、実際に小鳥遊の立場になったらああなっちゃうのかな・・・?

■ここが改善できるともっとよかったかも?

安定しておりますよ。

 

 

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