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SF 書評

【ブックレビュー】神々の歩法(著:宮澤伊織)

更新日:

【作品情報】
 作品名:神々の歩法
 著者:宮澤伊織
 ページ数:280
 ジャンル:SF
 出版社:東京創元社

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 これぞSFよねって感じ度 : ★★★★★★★★☆☆
 こういう人におススメ! : 戦闘SFものが好きな人

■作品について

一面の砂漠と化した北京。廃墟となった紫禁城に、アメリカ軍の最新鋭戦争サイボーグ部隊が降り立った。
標的は、魚座の超新星爆発の影響で吹き飛ばされた高次元知性体が、地球に落下し人間と融合した“憑依体”。
その圧倒的な戦闘能力に対し、なす術もなく倒れゆく部隊員たちの眼前に、突如青い炎を曳いて少女ニーナが現れた。
自身も憑依体となりながら理性を保つニーナの協力を得て、部隊員たちは世界各地に現れる憑依体に挑んでいく……。

■良かった点

地球に飛ばされてきた異星の超次元生命体が人間に憑依し人類に途轍もない脅威を与える。
それに立ち向かう人類特殊部隊との戦い。
簡単にいってしまえばそういうこと。

ただ、その憑依体の中で人としての理性をもって人間に強力してくれるのが、幼い少女のニーナ。
見た目は少女、だけど人間を圧倒する憑依体。
その匙加減であったり文体とか内容とかは宮澤さんらしくラノベテイストなんだけど、中身はきっちりSF。
乾いた世界の中でニーナがウェットな感じを絶妙にもたらしてくれるのもよい。
きっと実際にはもっと厳しい状況なんだろうけれど。

タイトルにもある通り「歩法」という独自の戦闘を行う憑依体。
それに対する人類の技術。
なんだかよくわからないけれど凄い感じがする、そういう雰囲気を描き出している。

短篇が連なっていく連作なので、一つ一つのエピソードで区切れて読みやすい。
それぞれのエピソードで事件が起き、解決したり、解決したような感じであったり。
テンポよく楽しませてくれる一作。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

個人的にはこういうの凄い好きなんだけど。
売れはしないのだろうか?

 

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