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エンタメ 書評

【ブックレビュー】陰キャぼっちは決めつけたい これは絶対陽キャのしわざ!(著:六畳のえる)

更新日:

【作品情報】
 作品名:陰キャぼっちは決めつけたい これは絶対陽キャのしわざ!
 著者:六畳 のえる
 ページ数:264
 ジャンル:エンタメ
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 謎解きの本格度 : ★★★★★★★☆☆☆
 こういう人におススメ! : キャラ同士の軽妙なやり取りが好き

■作品について

陽キャ撲滅系(!?)ラブコメ、開幕!!

高校生になった雨原亮介は、かつての1番の親友に再会した。
彼女は誰もが振り返るような美少女に成長して、そして――

「アオハルしてる人たちがずるい!」

……高校生活は陽キャへの復讐に捧げる!という負のパワーをたぎらせていた。
昔交わした約束を果たすため「復讐」に協力することになる亮介。
だが、織羽は具体的な復讐の内容までは考えておらず、席を陽キャに奪われ居場所を求めて校内をさまよう日々。

そんな折、なにやらもめている現場に遭遇。
ここに復讐の糸口を見つけた織羽は、陽キャの鼻を明かすため首を突っ込んでいくことに!
陰キャをこじらせた彼女の毒舌が事件を解決に導いて!?

■良かった点

美少女なんだけど、中学の時に色々とあって陽キャ許すまじ! となった織羽。
学年首席の頭脳を持ちながらも、ネガティブ思考で自己肯定感の低い亮介。
かつて幼馴染だった二人が中学生以来、高校生で再会。
陽キャに対するネジくれた復讐心をもつ織羽、そして協力する亮介。
この二人が陽キャが起こした事件の裏を暴いて復讐するべく奮闘する、謎解きラノベ。

復讐とかいっていますが、まあラノベなんで陰湿なことにはなりません。
いや、織羽は色々と陰湿かもしれませんが、それを感じさせないだけのものがあります。
陽キャに対する一方的とも思える毒づきは、それでも思わず納得してしまうというか、頷いてしまうもので笑わされる。
それを受け止め、突っ込み、修正を図る亮介とのコンビも良いバランス。
そして陰キャ二人だけでは話が進みづらいので、陽キャの陽翔をサブキャラとして絡ませることでうまく話を進めるようにしている。
更に、二人が挑む謎解きはそれなりにちゃんとしていて。
ラノベとしてキャラクター達の会話のコミカルさ、テンポの良さを持ちつつ、謎解きも楽しめるという展開に。

美少女だけど色々な意味で残念ヒロインの織羽と亮介の関係性も良い感じで。
ラブの要素は今のところ薄いですが、今後に少し期待を抱かせるような発言なんかもあったりして。
続きが出るようなら、その辺も活かされるのでしょうか。

テンポよく一気にラストまで読み進められる、軽快にして軽妙な一作でした。
やっぱりラノベの一つの魅力は、会話のかけあいですよね。
その点はかなり文句がないかなという感じ。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

物語の出だしとしては文句ない1巻めだったのではないでしょうか。

 

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