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『バンオウ -盤王-』感想。将棋の凡才の吸血鬼が三百年の積み上げで才能に挑む熱血将棋漫画

更新日:

 

こんにちは、神門です。

将棋を題材にした漫画も昔から結構ありますよね。

今回はその将棋を題材にした「バンオウ -盤王-」です!

ちょうど記事公開にあわせて、2024年6月4日に7巻も発売されます!

 

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作品名 バンオウ -盤王-
著者 綿引智也 (著)、春夏冬画楽 (著)
出版社 集英社
紹介対象の巻 1~6巻(2024/6/4に4巻発売)
ジャンル 将棋

 

将棋を題材にするっていうの結構難しいと思うのですよね。

結局は、才能がかなり大きいものだと思います。

幼いころから将棋をさしてきて、そのころから強くて大人にも負けない強さを見せつける。

もちろん、たゆまぬ努力と研究があってこそだと思いますけれど、そのような生き方をしてこなかった人がそう簡単に上がっていける世界ではない。

高校生から将棋を初めて、プロ棋士たちを相手に戦っていけるなんていうのは、現実的ではない。

そうなると奨励会などを舞台に、プロ棋士を目指す人たちの魂を削った戦いを描くとか、そういう方向での人間ドラマを出すか。

しかし本作は、そういった方向性では挑まなかった。

凡人でも、才能を持った棋士たちに立ち向かえるやり方がある!

それは・・・主人公を吸血鬼にすることで数百年の研鑽を積まさせるというやり方!

300年間、将棋をうちつづけてきた男

「バンオウ -盤王-」 1巻 綿引智也、春夏冬画楽/集英社 より引用

 

主人公は人間の世界で人間として生きる吸血鬼の月山。

月山は数百年前に将棋と出会い、それ以降、ずっと将棋に打ち込んできた。

決して将棋の才能があるわけではないけれど、数百年の間に様々な人と対局をして、色々な盤面を見て経験としてきた。

普通の凡人ではどんなに経験を積み重ねようと才能ある人には敵わない。

それは、積み重ねられる量がどうしても限られるから。

だけど吸血鬼の月山なら、普通の人間が出来ない量(年月)の積み上げをすることができる。

なんというか、ありそうでなさそうな気がする設定ですよね。

 

 

しかし月山は人間ではなく、見た目も変わらないので一定の場所にい続けることは出来ない。

当然ながら、どんなに将棋が強くてもプロになれるわけではない。

そんな月山だけど唯一、プロの棋士たちと戦ってタイトルを獲得することができるのが「竜王戦」

アマでも結果を残せば決勝トーナメント、そしてタイトル戦に出場することができる。

ずっとお世話になっていた将棋教室の資金繰りが苦しく閉鎖もやむなしということを知った月山は、賞金を獲得するため「竜王戦」への出場を決意。

そこでは今まで得られなかったような、本当に才能あるプロの棋士達との熱い戦いがあった!

ベテラン棋士との対戦は欠かせません

「バンオウ -盤王-」 4巻 綿引智也、春夏冬画楽/集英社 より引用

 

ということで月山が竜王戦トーナメントに出場し戦っていく姿を描いていきます。

本作では将棋の駒かい盤面にはあまりフォーカスせず、あくまでその棋士達の戦い方を強く描いている感じです。

まあ、他の将棋系の作品もそうかもしれませんが。

 

 

それだけでなく、ギャグ要素も結構あります。

同じ吸血鬼の仲間(?)との阿保っぽいやりとりや、間抜けな吸血鬼ハンターとか、将棋教室の仲間達とか。

月山がいつまでも若々しいと聞き、ヴァンパイアハンターの女が思ったことは・・・

「バンオウ -盤王-」 4巻 綿引智也、春夏冬画楽/集英社 より引用

 

吸血鬼だから長年の積み重ねが出来た半面、昼の対局だと体力が削られて厳しいとか、吸血鬼ならではの設定というか縛りもあり。

物語もスピーディに進行し、なるほどこれは面白いやと頷かせてくれます。

将棋を知らなくても物語は楽しめますので、興味を持ちましたら是非に!

 

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