当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

エンタメ ミステリー 書評

【ブックレビュー】ブラック・ヴィーナス 投資の女神(著:城山 真一)

更新日:

【作品情報】
 作品名:ブラック・ヴィーナス 投資の女神
 著者:城山 真一
 ページ数:389
 ジャンル:エンタメ、ミステリー
 出版社:宝島社

 おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 茜さんの女神度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 こういう人におススメ! : 気軽にエンタメ作品を楽しみたい

 

■作品について

資金難に陥っている会社を助けてくれる女がいるという。
依頼人のもっとも大切なものと引き換えに大金を稼いでくれる、都市伝説とも思えるその女性の異名は「黒女神」

お金に困っている人を助けたい想い出メガバンクに就職するも、現実に失望して退職した百瀬。
そんな百瀬が出会った黒女神。
二人での、人助けが始まる。

■良かった点

株取引でお金を稼ぎ、資金難の会社を助ける。
話だけ聞くとなんとも荒唐無稽としか思えないが、そこはそれ、エンタメだから。
ということで、「ブラック・ヴィーナス」、「黒女神」こと二礼茜が関わる様々な企業とのやり取りを連作のような形で書かれた作品である。

株取引を手法としているけれど、実際に株取引のテクニックだとか、そういったものを特に詳しく書いているわけではない。
なので、株と聞いて難しそうと思った人もその点は安心して良いです。
本作は株取引を扱っていますが、主題は人と人、その思いというか、そういったものを扱っている。

資金難に陥っているということは、それまでに色々とあったわけである。
そして、その状況からどうしていきたいのか。
経営者は何を考えているのか。
茜と契約するにあたり、どこまでの覚悟があるのか。
そういうところを描き、本当に大切なものをかけられる人に対して、茜は手を差し伸べる。

茜とともに行動することになる百瀬は、まさに良い人という感じ。
青臭い、正直もの。
だからこそ、気の抜けない株の世界に身を置いている茜とも合うのかもしれない。
同じタイプの人じゃあ、確実にぶつかってコンビにはなれないですわ。
年下で頼りなくみえるけれど、意外と度胸はある。
何よりまっすぐ。
だからこそ、茜を支えられるのかもしれない。

二人の関係もこの後続いていくようで、そこも楽しみに感じられる。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

まー、これを、現実味がない! と切り捨てても仕方ないでしょう。
そういう物語なのだから。

 

天才株トレーダー・二礼茜 ブラック・ヴィーナス (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

新品価格
¥748から
(2020/4/11 14:55時点)

 

応援クリックいただけると幸いです。
にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ

アドセンス1

スポンサーリンク

アドセンス1

スポンサーリンク

fam8インフィード広告2×4+5連

-エンタメ, ミステリー, 書評
-, , , , , ,

Copyright© マリア様の愛読書 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.